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2009年6月30日 (火)

AW139との訓練実施しました

ようやく実施できたって感じです。座間味島沿岸部にて海保とのダイビング事故対策訓練を実施できました。青い空の下、座間味島の安護の浦に向かった。那覇からの参加者は自分を含めて22名、座間味側から6名が参加してくれました。

 昨年は尖閣諸島の問題で延期。秋口以降は燃料代の高騰問題で訓練が中止となった経緯があります。2年ぶりだった。これまで訓練に使っていたベル212型機からAW139型に機種変更された。機体としてMH(中型ヘリコプター)だが、重量が6トンを越え、メインローターは5枚となった。性能が向上している。

 ダイビング船からの吊り上げ救助、漂流想定のダイバーを海面からの吊り上げ等については、沖縄でのダイビング事故対策訓練では、定番で訓練を組み上げていたが、今回は、AW139のパワーを考えると、航走船へのダウンウゥッシュと海面での漂流者へのダウンウォッシュ体験に変更した。

AW139に機種変更してから、正規のAW139のパイロット養成に時間を費やしたためと昨年に実際に前述の内容で訓練を実施する段取りだった。当時のパイロットとは調整済みでいたのですが、尖閣問題で訓練が頓挫、当初のパイロットも転勤となったこともある。

 まあ今回、実際に検証してみた限りでは、もっと強烈にダウンウォッシュをかけても大丈夫かな。つまり、もっと高度を落としても大丈夫だということが判った。ヘリコプターのパワーが強力であるために、発生した下降気流のために海水を巻き上げます。機体そのものが海水の煙幕の中に包み込まれてしまうのだ。

 塩を機体が浴びると着陸後の塩分落としのために整備員が総出で水洗いすることになる。丹念に時間をかけて水洗いとなるのでした。

 今回、繁忙期に突入したが、予想よりも人数が集まってくれた。事故が発生すると多くの人の協力が必要となる。安全潜水を励行することで訓練は実践に即した内容だが、アクチャルでの出動を極力減らせればと思うのでした。

 ご苦労様でした。  

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2009年6月29日 (月)

欠航理由は・・・・・・

抜けるような青い空。転々と白い雲、沖縄自動車道を走っているとジェット戦闘機が旋回している。二機編隊で訓練をしているのだろうか。基地と平行に走っている道を走行中にF22ラプターの着陸場面を目撃することが出来た。基地周辺には大型の望遠レンズを装備したカメラを持った飛行機マニアに遭遇しました。高級カメラにレンズも高そうだった。

 飛行機話題、立ちションして逮捕。定期航空便が欠航になる理由には、様々だ。今回のハワイでの副操縦士の逮捕理由は、前代未聞だった。国内でも、交通渋滞で空港到着が遅れたとか、操縦士免許を忘れたとかで、バックアップ対応ができなかったのは聞いたことがあります。でも、さすがに立ちションで逮捕されたってのは始めてだ。

 さて、新型インフルエンザが沖縄にも上陸したようだ。29日にオーストラリア在住の20代の日本人が新型インフルエンザを発症していることが判った。内地の新聞発表では、中部の宿泊施設と書かれている。中部という表現だと、どこに当たるのだろうか。

観光客が少しづつ回復しはじめている。次は7月のトカラ方面での皆既日食の観測できる日、7月22日くらいかな。海の日記念日の後がピークなのだろうか。あとは夏休み期間中に、どれだけのお客様が来沖してくれるだろうか。次に9月の5連休かな。9月は完全に台風シーズン真っ最中になると覚悟しないとならないだろう。

 修学旅行も、数的には元に戻りつつある。あとは修学旅行で企画されたマリンメニューを、如何にこなすことができるか。中堅どころの熟練したスタッフが少ないのでした。ベテランと呼ばれる体験ダイビングのインストラクターさんが不足しているのでした。

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2009年6月28日 (日)

ようやく梅雨明けしました

とうとう梅雨明け宣言が出されました。待ちに待った梅雨明けとなりました。今年は遅かった。梅雨入りした直後は、空梅雨だって騒いだが、後半は嫌っていうくらいの土砂降りとなりました。北部のダムの貯水率も70%台を越えたとのことでした。夏の渇水問題は、とりあえず解決した。

 さあ、一気に暑さが増してきます。暑さに耐えながら生活になります。年々、沖縄でも暑さが尋常ではなくなっています。海洋性気候なのですが、コンクリートで地面が固められる面積が多くなっているために地熱の温度が下がりにくくなっているのです。典型的なのが、58号線を那覇から北上するとはっきりします。那覇、浦添、宜野湾、北谷、嘉手納まではクーラーガンガンですが、読谷から恩納村までは嘉手納弾薬庫の周辺の森林地帯というか、緑の多い地域を通過すると二℃くらい気温が低いのでした。

 かつて那覇で生活したときは那覇軍港に面していたことと、4階だったので猛烈な暑さは感じなかった。あとは恩納村だった。コンクリートの照り返しが少なかった。東京での生活に比べると、比較的涼やかな生活環境だろうと思うのでした。

内地から来た観光客にとっては、まだまだ沖縄は涼やかと感じるだろう。

 気候順応については、一週間くらいで慣れますので、7月初旬過ぎには、何とかなるかな。水分補給を適度にして熱中症にならないようにしたい。

 車を運転しているだけでも日焼けすることが判った。これまでは一年中、外で生活している感じだった。炎天下での活動が当たり前だったので、全然気にしたことがなかったのでした。半袖を着て運転することが多いために着替える際に、へぇぇえって腕を見て思うのでした。

 本格的な夏の到来だ。

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体験ダイビング

  ポイント 天気 風向き 気温 水温 透視度 透明度
1本目 砂地ポイント 曇り 28℃ 26℃ 5m 5m
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本日、沖縄地方は梅雨明けしたようです。午前中は雲が多くスッキリしないお天気でした。南風なので水面はフラットで静かな状態でしたが、潮が止まっていて透明度があまりよくありませんでした。魚たちは、透明度に関係なくいつものように、活発に行動して、体験ダイビングのお客様たちを楽しませてくれました。

 by TY

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2009年6月27日 (土)

事故の連鎖

マイケル・ジャクソンさんとファラフォーセットさん、相次ぐ訃報に新聞、テレビが賑わいました。年齢的にはマイケルさんが50歳で心臓のトラブル、ファラさんが62歳でガンでの闘病中だった。

 世界的な規模での訃報。マイケルさんの凄さを物語るのだろう。哀悼の意を表します。

 大きな訃報に間に埋没したかな。26日に座間味島にて男性がダイビング中に気分が悪くなったので浮上したいとの意思表示があった。それに対応したが、座間味診療所に搬送されて蘇生処置が行われたが亡くなった。ニュースでは、心臓が悪いってことをインストラクターが知ってとのことだった。同時刻に阿嘉の港にお客さんを送迎に行った知人のガイドから、阿嘉にドクターヘリが着陸したことを確認したと連絡がありました。阿嘉では、減圧障害を発症したゲストダイバーが沖縄本島に搬送されたとのことだった。

事故の連鎖、続きます。4月20日、5月2日、5月6日、6月19日、そして26日。これまでに三名の方が亡くなっています。本格的な夏の繁忙期を迎える前なのに、すでに三名もの死亡事故が発生している。公式な発表がないので何とも言えないのでした。シニアダイバーについては本人の持病が問題だったのだろうか。

 こうなるとますますシニアダイバーの行き場がなくなる。すでに50歳以上の初心者講習はお断りとの宣言を出しているサービスもあるとのこと。これからはファンダイビングもお断りってこともあり得るのです。

 自分を含めて50歳以上の年齢になれば、何かの身体的な問題を抱えてることになるはず。高血圧、脂質代謝異常、糖尿病、心疾患等の成人病との戦いの真っ最中。場合によってガンや脳梗塞等の疾病を患っているかもしれないのです。転地療養でもないが、気分転換にでもダイビングは宜しいなんてことになるかもしれない。

 少しづつ潜水関係の専門医も認定されるようにないますが、絶対的な数が足りません

 医師の診断書を持参してくることになりますが、それでも事故が発生している現実があるのでした。

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糸満より

  ポイント 天気 風向き 気温 水温 透視度 透明度
1本目 糸満 岡波岩・西 曇り 南西 28℃ 25℃ 10m 15m
2本目 糸満 トコマサリ礁・東 晴れ 南西 28℃ 25℃ 20m 20m
3本目 糸満 西崎・砂地 晴れ 南西 29℃ 24℃ 20m 20m
コメント
ここ数日、南西のうねりが大きく、糸満エリアのコンディションは厳しい状況です。水自体の透明度が良くても、水底の砂が巻き上げられて白濁しています。水温が高くなってきたので、魚影は濃くなってきました。ここ数日、西崎の砂地だけは水温が低めで水が澄んでいます。体験ダイビングのお客様も、白い砂地に青い壁、そして日差しのゆらぎに感激していました。

 by TY

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2009年6月26日 (金)

潜水士のお仕事

さすがに気象庁、偉いですね。そうは簡単に梅雨明け宣言を出さなかったわけですね。那覇では巨大竜巻が発生した。15分くらいで消滅したようだ。

 本日の雨の降り具合も、凄かったです。午後から那覇で会議があったので沖縄自動車道を往復しました。道中は、土砂降りの雨に遭遇しました。そんな中でも時速100kmくらいですっ飛ばして行くレンタカーやトラック、片や走行車線では、時速60kmで走る地元ナンバーの軽自動車。スピンしなければと思いつつ、車間距離をとりつつ、ゆっくり目に走りました。

 30日に海保とダイビング事故対策訓練を実施します。本日は、関係者が集まって最終打ち合わせでした。海保潜水士も一緒でした。最後に、潜水士にフィンの事を聞いたのです。以前に漁船の遭難事故があり、海保が捜索救助に出動。漁船を発見。潜水士を降下させて転覆船に乗り込んだ。船内検索した際に壊れた船体から突き出てていた釘を踏み抜いたとのこと。潜水士の装備としては、ウェットスーツ、マリンブーツ、フィン、マスク、スノーケルが標準装備だ。マリンブーツでは、岩場は歩けるが、釘は簡単に抜けてしまう。かといって出動用の安全長靴に履き替えることはできない。

かつて子供の時代に、釘を踏み抜いた記憶があるが、あの時の痛みは忘れることができない。まして錆びた釘だったので、傷が化膿して完全に直るまで日数を要したことも思い出した。

 安全長靴タイプでマリンブーツになっている製品もあるのですが、ブーツポケットのサイズがマリンブーツが入るサイズしかないので、安全長靴型のマリンブーツでは使えないのでした。理想的な潜水士用のフィン。ゼロから作るとなると莫大な資金が必要となる。ジェットフィンスタイルのフィン、それにゴム硬度を若干柔らかめしてブーツポケットを大きめにするしか方法がないのかな。あとはフォースフィンを装備するかな。

 ヘリコプターを使った場合に、ストラップ式のフィンのストラップの固定具がプラスチックで破損した場合は、フィンが機能しなくなるのでした。金属のストラップ固定具を作るしかないのだろう。

 降下員用の使いやすいフィンを作ろうっと。

 

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2009年6月25日 (木)

プラスチックケースの経年劣化

梅雨末期の豪雨、落雷。昨夜来は、雷警報が発令された。沖縄本島北部では大雨洪水警報も併せて発令されていた。

 23日の沖縄戦、慰霊の日の快晴。雨降りが続くと晴天の空が懐かしくなるのでした。天邪鬼かな。

 ダイブコンピュータを修理に出した。と言っても自分が那覇に移り住んだ時期に購入した製品だ。すでに15年くらい経過したことになります。バッテリー交換に出したのですが、修理見積もりのファックスが送付されてきました。

これまでに故障することなく、長く使ったと思った製品でした。自分は昨年の3月以降は、潜っていないが、知人のダイブコンピュータのバッテリー交換するというので貸していたのでした。

 その製品は、ダイブコンピュータを納めるケースがプラスチックで出来たものでした。バッテリー交換時にOリングは、それぞれ新品に交換していました。一回だけ数年前に液晶画面に曇りが生じたので完全な分解掃除を行ったことがありますが、それ以外は故障はありませんでした。

 経年劣化した。プラスチックが長い年月の使用で劣化して耐圧性能を維持することが難しいということでした。新しい製品に交換しませんかとのお誘いのファックスだった。等価交換ではなく、お金を幾らか支払っての交換ができますよとの提案でした。

 お財布と相談です。ただではなかった。当たり前ですね。

 懐古趣味でもないので、最新のダイブコンピュータに交換するかな。やはりダイブコンピュータのケースは金属製が宜しいのでした。

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2009年6月24日 (水)

大脳への刷り込み

午後から曇り空になった。東シナ海上空に雷雲を伴った前線が南下して来た。夕暮れ時は、遠雷の稲光が遠くでみることができた。

 そういえば、まだ正式には梅雨明け宣言は出されていないのでした。

 と思っていたら、台風4号が一気に北上してくる気配だ。とりあえず沖縄本島を通過するのは、28日から29日くらいのようだ。今年から台風の進路予想の日数が長くなった。確か5日先までの進路予想になっている。あぁぁ30日の座間味島沿岸部でダイビング事故対策訓練を実施する予定でいるのでした。今年は何とか実施させたいです。

ダイビング指導団体が作成している各種教材類、中々のできだ。マニュアル、テキスト、視覚教材類、筆記試験、ワークブック等の完成度が高くなっている。内容的には、一見すると凄いの一言に尽きる。事前にお勉強しないさいという在宅学習も当たり前になった。

 かつては寺子屋式とまで行かないが、インストラクターがとりあえず学科から指導して行きましたが、在宅学習で事前にお勉強しているのが当たり前になったご時勢。ちょっとした質問と、それに対する応答で知識の伝達が終了している。とりあえず事前にここまでお勉強してきましたとのこと。

 極端の例だと、あとはマニュアルを読んでねぇ。で学科講習が終るのでした。それってばかりに実技指導となる。ただ実技指導も反復練習をする前に、一回でも生徒が指定された実技をこなすことができると、はい次の新しい実技に移行するのでした。

 そんな実技の積み重ねで実技が終ってしまうのでした。

 あとは海洋実習となるのでした。これすら一回実技ができれば、はい立派に実技をこなせましたね。で次に移行するのでした。そうでもしないと2日で海洋実習が終らないのでした。初めてのプール実技、海洋実習で2日半で初心者講習が終わりとなる現実。視覚教材で生徒も見ているので、大脳に刷り込み現象となってしまうのだろう。それで実技ができたつもりで終ってしまうのだろうか。

 そうなると視覚教材って魔法の教材となりそうだ。豚も木に登ってしまうという言葉があるから。

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2009年6月23日 (火)

シニアは安・短・自己申告を好むのでした

強烈な南西寄りの風だ。本日は、沖縄は慰霊の日。学校はお休みだった。子供たちの声が賑わっていた。

 昭和20年6月23日に沖縄本島での、日本軍の組織的な抵抗が終った日。戦争が終っても、まだまだ不発弾という戦争の置き土産の中での生活。あと85年くらい処理に時間がかかるとの計算だ。

 戦争が終って64年が経過するが、不発弾は生き物ように衝撃でドカーンと爆発するのでした。今年の1月の不発弾爆発事故では、けが人は右目が失明したとのこと。磁気探査で事前に不発弾探査を行っていれば防げたが、磁気探査の対象外だったようだ。

極東アジアの政治情勢は、危うくなっている。一発触発状態の朝鮮半島、中国だって方向性を誤れば、行き先は不安定になりかねない。食料事情が危うくなれば、もっと顕著に変化出てくる可能性があるのでした。南北での経済格差。

 まあ、現実の沖縄に話を戻す。

 シニアダイバーの事故が続いています。年齢的には50代からかな。まあ自分も十分にシニアダイバーだ。現在は、休憩中ではあります。ときどきシニア年齢の方から初心者講習の問い合わせが来ます。見積もりを出しますが、その他幾つかの見積もりを取るのでしょうね。結局はお値段勝負になります。当然、安いお値段に決まります。自分の条件は、大概講習希望者一名なので、バディシステムを理解してもらうために研修生スタッフを一名。それに熟練した指導経験が最低でも5年以上の経験のインストラクターを指名。それに余裕があればアシスタントインストラクターをつけるように配慮します。

 講習日数も体力を考えて最低でも4日を予定します。お値段については、教材費込みで6万円と消費税。これでは初心者講習の見積もりには駄目なのでした。

 高い、何でお宅の見積もりは高いのですが、他はもっと安いですよとのこと。もっと安くならないのかぁって。

 シニア層、安・短の講習が流行しているから、しょうがないかぁ。

 健康診断を受診するようにお願いするのですが、自己申告でいいのではないかとのこと。これでも先に進まなくなるのでした。安・短・自己申告の講習にお客さんは流れていくのでした。

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2009年6月22日 (月)

熱水鉱床

終日、南寄りの風が吹いています。暑いです。

 これから当分の間、内地方面で雨がたくさん降る予想だ。そうなると前線が活発になります。当然、沖縄方面から南寄りの湿り気タップリの暖かい空気が、ガンガン供給されることになります。お陰で沖縄では猛暑になるのでした。恩納村では真栄田岬があるために前兼久漁港からは出航する際と水路に出るときが怖いが、岬に近づけば海面はベタ凪となるのでした。

 風を遮る場所がない地域では、この風だと小さめのボートだと操船に苦労するのでした。大きなクルーザー型よりも平底の和船タイプが多くなりました。恩納村では使い勝手が宜しいのでした。エントリーもエキジットも水面よりの落差が少ないために落下時のトラブルが少ないと思います。向かい風での操船になると波飛沫が、全て飛び込んできます。そのためにポイントに到着する前に全身ずぶぬれ状態になります。防水袋が有効です。

沖縄の北側の領海内に海底から湧き出る熱水鉱床があることが判明した。海底から湧き出る熱水鉱床、無限の資源を供給してくれるはずです。金や銀、その他の希少金属です。有効に資源を回収できると沖縄県としては財政的には潤うはずなのですが、実質は国が管理することになるのだろうな。国指定の民間業者となるかな。でも海水、それも熱水鉱床から資源を回収できる資源回収船は、国が所有しているかな。

 あらたに民間が回収作業を行うとなると投資として、新しい船を作ることになります。産業が低迷している時期ですが、新規投資することで造船業も潤うだろうし、そこに従事する人間の雇用も確保されるかと思います。

 ダイビングでは、これからシーズンですが、スタッフの人材確保が頭痛の種です。

 明日は沖縄では慰霊の日です。沖縄戦が終結した日としてです。でもその意味を知らない若い世代が増えたという事実もあるのでした。

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2009年6月20日 (土)

梅雨明けしたみたい

     
  ポイント 天気 風向き 気温 水温 透視度 透明度
1本目 真栄田岬 洞窟前 曇り 南西 28℃ 25℃ 10m 13m
2本目 万座ドリームホール 晴れ 南西 28℃ 26℃ 15m 15m
コメント
ここ数日は雨は降らず曇り空つづきです。 しかし、前からの赤土の濁りがまだとれず水中の透明度はまだまだです。 それでも水面にはスノーケルのお客も多いですね。水中にはタイワンカマスが群れいて、魚はたくさん観察できたダイブでした。

 本日は波も穏やかだったので、久しぶりに万座ドリームホールで潜ってきました。 しかし、水中は凄く流れがきつく。水底の岩をつかんでじゃないと移動できないくらいでした。 リーフ内は最近若いサンゴが増えているので、触らない様にしながら前に進むのも大変です。 ホールまでたどりつけば流れはおさまるかと思えば、そうでもなく…。 魚達も流れに逆らいながら、必死に泳いでいるように見えました。

 梅雨明けしたようだ。沖縄気象台からの宣言は出ていませんが、梅雨明け。

 by イッシーです。

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潜水事故

いよいよ梅雨明けのようだ。 九州方面では渇水対策が必要とのこと。梅雨明けは沖縄地方と奄美地方だけだ。梅雨明けは例年通りになった。沖縄気象台からは、まだ宣言が出ていないのでした。

 またもや潜水事故の情報だ。今回は、沖縄のマスコミの大半が報道した。多少の表現の違いがあるが、氏名、年齢が公表されていた。状況解説があった。内地からのサービスの引率で潜りに来たとのこと。年齢は63歳の方、年齢的には様々なリスクを負っている年齢層だ。何があったのだろう。

 潜水開始してから数分で気分が悪いと自力で船上に上がっている。その後の経過については、時系列でも詳細が書かれていないく、とりあえず心肺蘇生法を施しながら宮古島に戻った。最終的に病院にて死亡が宣告されたようだ。

5月6日の石垣、6月19日の宮古。すでに二件の死亡事故が発生している。それ以外にも4月20日、5月2日と連休前後にも事故が発生しています。潜水事故については、その後の経過が発表されていないのでした。

 平成20年度は全国で18名の方がレジャーダイビングの中で亡くなっている。そのうち5名が沖縄だ。年齢的には50代以上が大半だが、宮古での体験ダイビングでは若い方が亡くなっている。自分は、異常に多い数と思っています。何らかの対策を講じる必要があると認識していますが、なかなか事故の詳細が判らない。

 公的機関が個人情報を縦に、公表しないのでした。事故が起きた事実だけ。結果的には新聞報道が資料となるのでした。事故の詳細が判らない状態での事故防止策を講じるのは、至難の業だ。これでは事故防止のための方策を練るには材料が足りなさ過ぎるのでした。年間通じての事故情報については、DANジャパンが海保の資料を基に解説しているが、内容的には、もっと深く突っ込んだ内容まで分析して欲しいと思ってしまうのでした。

 夏の本格的なシーズンが始まる前に、すでに二名の事故情報だ。これからが心配になるのでした。安全対策関係の講習会を開催するが、参加者は、同じメンバーだけだ。もっと参加して欲しいが、現場の認識が希薄なのだろうか。 

 きっと無関心なのでした。

 

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2009年6月19日 (金)

梅雨明けか

とうとう梅雨明けかな。梅雨末期の土砂降りもありました。大量に流れ込んだ赤土の影響で、海は濁り気味です。これからは南寄りの風が吹くことになります。徐々に水温も上がって行く。今年は例年になく水温の上がり方が遅かった。最近になってようやく暖かい水温という感じになったとガイドの知人が言っていました。

 今年は、オニヒトデの大量発生の予測されています。恩納村では、通年を通じてオニヒトデの捕獲して計測、そのデータを蓄積しています。今年は、サイズ的には「手のひら」サイズが多くなっているとのこと。先島方面では、30cm大の大型のサイズが多く捕獲されているとのこと。地域的な違いがあるのだろう。散発的な駆除を実行すると、その2年後、3年後に大量発生ということになるのでした。

 オニヒトデについては、その場だけの駆除では意味がないのでした。じっくりと長い年月の調査データの蓄積が必要になります。定点観察を含む、継続的な監視が重要になります。

オニヒトデ駆除については、経験が必要になります。大量に水中で採捕すると回収する船まで中性浮力で泳いで持ち帰ることになりますが、BCワークがうまくできなかった場合は、悲惨な結果になります。水底を引きずることになるのでした。オニヒトデの生息する水域は、サンゴが生息していますので、引きずるのはご法度です。サンゴを守るだけでなくサンゴを壊してしまうのです。

 あとオニヒトデを船に引き揚げる際も要注意です。結構、引き揚げ時にケガをする例が多いのでした。即、そのまま応急処置としてお湯に患部を浸けて、棘の刺さった部分を押して、毒成分を押し出すようにします。医療機関に行っても、お湯を用意してもらい冷めないようにします。医療機関に行くまでの搬送中もお湯を用意しておくのです。

 願わくば、アナフィラキシーショックにならないことを願うのみです。

 まだまだ水温が高くなると生物の成長速度が速くなる傾向があるのでした。

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カメラ派ダイバー

  ポイント 天気 風向き 気温 水温 透視度 透明度
1本目 真栄田岬 ブイ くもり 南西 28℃ 24℃ 10m 15m
2本目 砂地ポイント くもり 南西 28℃ 25℃ 8m 15m
コメント
午前中、今にも雨が降り出しそうな天気の中、海面はべた凪でした。しかし、水中の透視度 はイマイチ。デジカメ持参・さかな派のゲストだったので真栄田では、ヤシャハゼとヒレナガネジリ ンボウ狙い、砂地ではピカチューとニシキフウライウオ狙いで潜りました。その他にもいろいろと見 ることができ、やっぱり恩納村は魚種が豊富で楽しいと再認識しました。

 by TY

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2009年6月18日 (木)

ビーチスタッフの救助訓練

午後からサンマリーナホテルの海域にて海難救助訓練がありました。メインはジェットスキーを使っての水難救助技術の披露と講習会。消防署員からはCPRとAEDの取り扱いの講習でした。海保のAW139型機との消防無線による地上との連携。技術展示訓練でした。

 晴れ間が広がった中での訓練開始。西の空を気にしながらの訓練開始だった。CPRとAEDについては、消防の救急救命士が講師役となって1対1のCPR練習だった。今回の参加者は、ビーチスタッフ対象だった。以前に比べるとCPR技術の熟練者が増えた。せっかくだからCPR、AEDを使って蘇生法を実施しながら、救急車の到着、ストレッチャーに載せて搬送までを実践できないかなって考えてしまうのです。

 案の定、晴天は長く続かなかった。土砂降りとなった。

ジェットスキーを使っての溺者救助。短時間に浅い水域での救助手法としては、沖縄では最適なのだろう。かつてはハワイでのサーファーの救助用に開発された技術だと聞いています。大きな波の中での救助。ジェットスキーは重心が低いためにひっくり返りにくい特性があるのでした。

 AW139型での海面からの吊り上げ救助については南風だった。ヘリコプターは原則的には、風に機首を向けてホバリングしながらの海面からの吊り上げとなります。そのために岸で見学している人たちにはホイスト側が見えなかったのでした。

 AW139はエンジン出力が強くなったために追い風の状態でもホバリングして救助する能力がある聞いたが、パイロットはセオリー通りの吊り上げ救助手法だった。

 連携訓練、ようやく消防との連携が取り易くなった。それは消防無線の周波数を海保のヘリも使えるようになったからだ。

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2009年6月17日 (水)

ヒヤリ・ハット

とうとう恩納村前兼久が、全国放送された。前兼久集落内の土砂崩れ現場からだった。正確な場所は定かではないが、遠くにラマダルネッサンスが映っていた。まだまだ梅雨明け宣言が出ない沖縄方面なのでした。本格的な梅雨明けは、来週になりそうだ。

 中継のコメンテーターが「ムーンビーチホテル」と連呼していた。宣伝ではないのだが、どうなんだろう。

 この大雨で座間味村の夜間断水は、とりあえず解除されたとのこと。慢性的な水不足に悩む、沖縄なのでした。前村長は、自衛隊に頼んで民生事業としてダムを作りたいとの構想があったが、今後も水不足問題は、続くのでした。この夏以降の雨模様は、当然の如く不明だ。お天気頼みになるのでした。

今年は、ダイビング事故の原因を調べようと思っています。日常のダイビングの中でのヒヤリ・ハット事案を書き出しています。これまで自分が経験したこと。見たこと。聞いたことなどを文字化しています。五年くらい前からデータを書き留めてきました。

 ヒヤリ・ハットの項目ですが、非常にシリアスな内容もあります。項目によっては、大きな事故に発展し、ダイバー自身が亡くなった事案もあります。どの項目をとっても、日常的に起きる可能性のあるものだ。些細な項目であっても、潜る前に見つけて対処することで改善できることが大半です。

 若いスタッフに対する教育の中で、過去の事案を比較検討して、事故にならないために回避する術を理解して欲しいのでした。

 明日、初めて沖縄本島北部でヒヤリ・ハット講習会を開催します。どれだけの人数が集まってくれるかな。

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2009年6月16日 (火)

ドクターヘリ 天気

終日の雨降りでした。分厚い雨雲が地上低く垂れ込めています。高度300m以下だったかも、琉球大学がある高台ですが、中腹まで雲に隠れていた。ってことは250mくらいまでかな。沖縄自動車道を走っている最中に観察できました。

 ちらりと考えたのは、こんな気象状態ではヘリコプターの飛行には支障が起きるかと思った。今日のように低い高度まで分厚い雲に覆われていると安全な運航の妨げになる可能性がある。海では視界は確保することができたが、内陸では低い高度まで雲に覆われているので、ドクターヘリの出動要請があっても、飛行禁止になるかもしれない。

ドクターヘリの運用については、有視界飛行が原則となっています。午前9時から午後5時までの日中に限定しています。夜間飛行するための計器飛行の経験があるかが問題となります。ヘリの発進基地の高度も問題になりますね。海岸線と同じレベルであれば、余程のことがない限り視界ゼロとなることはありません。海岸線から侵入する場合は、視界が確保されるので台風でも来ない限りドクターヘリは飛行できるのでした。

 高台にヘリポートがあっても、今日の雲の高度の低さを考えると飛行不可となると思うのでした。

 アメリカでは夜間飛行とか、ただ患者の搬送だけでなく、現場から吊り上げ救助も機能として組み込む場合もあるようだ。日本の場合は、防災ヘリや海保、自衛隊等の特殊な状況下での業務の範疇となっているのです。

 でも、ドクターヘリの運用が始まったばかりなので、欧米のように機能拡大は、当分の間ないと思うのです。

 当分、梅雨末期の土砂降りが続きそうだ。二次災害に注意したい。

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2009年6月15日 (月)

訓練準備

雨が断続的に降っています。大雨洪水警報、土砂崩れの警報も、昨晩から発令されたままでした。夕方には、ようやく解除されました。

 この時期は、極端です。天候、雨の降り具合等です。晴れ間もあれば、小雨もあります。でも、梅雨末期となると、凄い量の雨が降ります。落雷もあります。とくに、この何年かは、短時間に記録的な集中豪雨となることが多くなりました。

 来週くらいが沖縄方面での梅雨明けになるかな。18日には、隣りのサンマリーナホテルのビーチ前でAW139を使っての救助訓練を実施する予定です。晴天だと、ありがたいが、どうかな。強烈な雨降りだと中止となるかもしれないです。悪天候の中での訓練、安全の確保が覚束ないかもしれないです。

先月だったか、九州のある県で水難救助訓練を行うために若い消防士の方が、溺者役で水面に浮かんで待機していたが、防災ヘリコプターでの吊り上げ救助訓練の想定だったのですが、アクチャルとなり、溺者役の方が亡くなりました。溺者役の方の装備は、どうだったのだろうか。自分等が実施する際は、ウェットスーツを装着して、その上に作業着を着込んで水面で待機します。足にはマリンブーツを履いてもらっています。

 基本的には、沈まないようにしているはずですが、事故の起きた際の状況については明らかになっていません。ライフジャケットでも装着していればよかったのだろうか。

 今年のダイビング事故対策訓練は、6月30日に座間味島にて実施します。今年は、尖閣諸島が静かに推移しているから、大丈夫かな。昨年は、日本の巡視船が台湾漁船を沈める事案が発生。その余波で抗議活動が活発になって訓練どころではなくなった。その後、仕切り直しを計画しようとしたが、燃料代の高騰問題で訓練自体が中止となりました。

 今年は、どんなことがあっても実施したいのでした。

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2009年6月14日 (日)

厚生労働省通達・・・・・

とうとう総務大臣が辞任というか、実質上、首相よりの更迭劇だったのだろう。今日は、厚生労働省の本省の局長が逮捕された。障害者団体の郵便割引制度を悪用したことの、最終的な許可した張本人の容疑だ。

 厚生労働省も、本省の役人の逮捕劇、衝撃が走っているだろう。それも大切だが、自分等の生命線をカットしたとされる通達を訂正して欲しいのだ。

 薬食発第0508003号平成21年5月8日

各都道府県知事、保健所設置市長、特別区長殿 厚生労働省医薬食品局長発

 薬事法の一部を改正する法律等の施行等について の酸素に関する項目も追加訂正してもらいたい。

 本省曰く、すでに各都道府県に通達しているために沖縄だけが何故、クレームを発するのか判らない。すでに各都道府県の担当者レベルの判断となるので、本省から是正訂正については、口を挟むことではないとの答えがあったようだ。

 医療用酸素のダイビング関係者への供給停止は、上記の通達の効力が発効した6月1日をもって中止となっている。とくに陸上用の酸素だ。不特定多数の人間に供用するかもしれない緊急対応用の酸素。沖縄だけがダイビング関係者への供給停止の判断がくだされた。

 現在、自分等の持っている酸素については手持ちの酸素をうまく活用しなければならない。多くのダイビングサービスが沖縄以外の内地に空ボンベを送って充填してもらうように手配したようだ。

年間に50万人くらいのダイバーが沖縄で潜っています。潜水医学の先進国のアメリカでの調査では、潜水直後のトラブルに際して、医療機関に行くまでの時間帯に酸素を呼吸することで、その後の本格的な再圧治療に差が出るとのこと。当然、酸素呼吸を行ったほうが、はるかに障害例が緩和されたり、再圧酸素治療の回数を劇的に減少させてくれる効果があることも判っているのでした。

  沖縄では、本格的な潜水障害に対応してくれる医療機関が、無くなったのです。今年の3月の女性医師の退職は、本格的な減圧症治療が大きく後退してしまったのです。第二種の再圧酸素治療を施せる施設は、あってもアメリカ海軍の推奨の治療テーブル5とか6での長時間の治療はできなくなったのです。それらのことを考えると現場に酸素を配置したい。また医療用酸素を適正に使えることができる、しっかりしたトレーニングを受けたガイドさんを配置したいが、その根底から崩れたことになるのでした。

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2009年6月13日 (土)

赤土の影響は深刻です

  
  ポイント 天気 風向き 気温 水温 透視度 透明度
1本目 真栄田岬 ブイ 小雨 南西 28℃ 25℃ 3m 13m
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梅雨入り期間中の沖縄ですがなかなか雨が降らず、県のダムの貯水率も40%弱。このままだと夏を待たずに断水してしまう…。と、思っていたら3日前から雨! 久しぶりに降ったと思えば、その雨量が半端なものではなく大量!! 一日中、滝の様な雨が降り続いています。

 その雨で陸地から赤土が沿岸に大量に流れだし、恩納村の海岸は赤く染まった海になってしまってます。全体的に透明度が悪くなっているポイントのなか、なんとか赤土の被害を免れている真栄田岬で潜ってきました。

 ポイントは波も穏やかで、水中はいつも我々を歓迎してくれるように現れてくれるツバメウオ達もたくさんいて、いつもの真栄田ポイントでした。

 でも、このまま雨が続くと、ここも赤土で透明度に影響が出てくるでしょうね。

 by イッシーです。



 

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土砂災害警戒警報まで発令された

58号線から見える海は、沿岸部は完全に赤土流入で限りなく赤茶けています。河口付近では干潮時に赤茶けた土が堆積しているのでした。

 昨日の24時間雨量は、読谷村で173.5mm、東村で156mm、うるま市で61.5mmだったとのこと。まだまだ雨雲が東シナ海に確認できるので、当分は大量の降雨による土砂災害への警戒は続くのです。大雨・洪水警報と土砂災害警戒情報が、二つも発令されていた。

 自分が生活している前兼久集落内でも土砂崩れが発生した。高台の住宅の基礎部分が、そっくりがけ崩れとなって床下が露出しているのでした。新聞報道で知りました。まあ、大雨が降っている最中に58号線を嘉手納まで行っていました。ワイパーの機能全開、斜面では滝のように濁流が流れ、中央分離帯付近は道路冠水して、知らないで突っ込んだ車が激しい飛沫を飛ばしてすれ違って行った。軽乗用車だったら、ハンドルが取られるだろうなって思った。

赤土が流れ込んだ海は、赤茶けていますが、淡水と塩水の違い、比重と温度差等で微妙に濁っている部分と、その境目を確認することができるのです。でも、自分は現在、潜れないのでした。水温も微妙に変化します。サカナにとっても息苦しさを経験しているかと思うのでした。

 この一週間は、断続的に雨降りが続きます。雨傘は忘れることができない必須アイテムです。車に大きな傘と折りたたみできる小さい傘も常備しています。あとはタオルも入れてあります。

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2009年6月12日 (金)

知ることの大切さ

土砂降りの雷ゴロゴロ、海は茶色に変色。終日の雨降りだ、短時間に100mmも降った。軒並みに大雨、洪水警報だ。注意報が最初に発令されるが、いきなりの警報だった。雷も遠雷ではなく、かなり近かった。

 パソコンの電源と光ケーブル等を、すぐに外した。落雷でパソコンがオジャンになるのは、ご勘弁を願いたいのです。それでなくても、最近はノートパソコンの調子が宜しくないのでした。

 一瞬、沖縄本島が沈んでしまうのではないと思うくらい、たっぷりの雨が降りました。北部のダム地帯に、たっぷりと降ってくれるとありがたいのですが。

少しづつ現場復帰を果たしつつあります。まだ、水には入っていないのですが、若いガイドダイバー達に講義を行うチャンスを頂いています。多くの場合に、ぶっちゃけ話として、最近に潜水事故の情報を知っていますかって。聞くことにしています。

 ほとんどのガイドさんが知らないと言うのです。沖縄だと4月20日、5月2日、5月6日です。身近なと考えると4月20日と5月2日の事故には、興味を持ってもらいたいと思うのですが、唖然です。ちょっと残念です。

 テレビのニュースでは報道されるが、新聞記事には出ない。まあダイビングスタッフは新聞は読まないし、テレビのニュースの時間帯は、仕事中かな。

 事故については、巷の噂でも伝わらないのだろうか。俗に言う”風の便り”って。昨年のスタッフとゲストダイバーの海中置き去り事故、スクリューに巻き込んだ事故等は、身近で発生しているのですが、ほとんど知らないということなのです。死亡事故でなくても、事故は事故。誰でも身近に起きる可能性があることばかりだ。そんな事実を知らないのは、事故の抑止にはならないと思う。

 事故の内容を知ることによって、初めて抑止力が働くと思うのです。

知ろうとしないのか、それとも知らないで済まそうとしているのだろうか。見ざる、言わざる、聞かざる。では困るのです。一番怖いのは、無関心が怖いでした。

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2009年6月11日 (木)

資格更新は・・・金次第

今頃になって皮膚が剥けています。5月末に一日、外にいましたと報告しました。そのときの日焼けの影響ですかね。新陳代謝が遅くなったかな。あぁぁお年かなぁ。

 ちゃんとお風呂に入って石鹸で洗っていますよ。明らかに垢ではなく皮膚の破片であります。

 とうとう「フェーズ6」が発動されました。WHOが新型インフルエンザの世界的大流行(パンデミック)を意味する「フェーズ6」勧告された。日本国内でも、関西、首都圏、福岡、北海道等でも新型インフルエンザの患者が発生しています。南半球は、冬に向い、北半球は夏に向かっています。日本では内地でも梅雨入りしています。クーラーガンガン生活となるので、風邪を引きやすい環境かもしれない。

外は梅雨で湿度が限りなく100%に近くなり、身体的にはジメジメする。カラッとさわやかとは行かない。雨に濡れた身体、室内に入ると空調がガンガン効いているので、肌の湿り気も取れるので、一瞬爽やかに感じるが、それが風邪への序曲となるのでした。自分も、ここ二~三日、朝起きるとガラガラ声になっていることがある。やばいっとばかりに緑茶でウガイをしています。

 ウガイ専用の薬品よりも緑茶の殺菌力が凄いとの話を聞いた。

 元気になりつつあるので、あちこちで講習会を開くように努力しています。現在はCPR関係です。CPRについては、各潜水指導団体がレスキューコースやファーストエイド講習にて指導しています。ダイブマスターやインストラクター講習会を受講する前に、すでに取得しておくべき科目となっています。圧迫回数やタイミング、吹き込み等の情報についての更新が、確実に行われていないように感じます。これは当事者の責任ではなく、資格取得後のCPR情報を的確に各インストラクターやダイブマスターに届いていないことを意味するかと思います。

 講習会を通じて、最新のCPR情報を伝えようと思います。現場で、彼等の恥をかかないように最新情報とテクニックを伝えます。現役の教員、医師等も更新教育を受けることが当たり前になっていますが、ダイビング業界にはないのでした。

 潜水指導団体は、会員の年更新には会費さえ払ってもらえば次年度の資格更新を許可しています。何もしないでお金をもらえば無条件に更新させるのは、問題だ。

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2009年6月10日 (水)

那覇で講習でした

久しぶりに那覇にてNPO沖縄県ダイビング安全対策協議会(通称:安対協)の講習会でした。場所は「てぃるる」で、三重城(みえぐすく)にあります。と言っても、沖縄在住者にとっても聞きなれない地名かもしれない。「えっ、場所どこですかぁ」って、那覇の運転免許センターの隣、パシフィックホテルの後ろって答えています。

 夜の開館時間は、午後9時までなので、午後6時から3時間、会議室を確保しました。会館自体に専用駐車場スペースが確保されているためにスムーズに利用することができました。これまで那覇市内では、会場を確保するのが大変でした。まして、午後6時くらいからは帰宅ラッシュにぶち当たるために会場周辺まで来たが、もう少しなんだけれど渋滞にはまっているなんて電話が、ショッチュウでした。

 財団法人おきなわ女性財団 沖縄県男女共同参画センター「てぃるる」が正式名称です。

「CPR・AEDの新人スタッフ向け」なんてタイトルにしたので、集まり具合は、宜しくありませんでした。3名でした。

 酸素飽和度計、血圧計、聴診器、心電図モニター等も持参して、まず参加者自身の生理的なデータを確認してもらいました。酸素飽和度計については、人差し指をセンサー部分に差し込むだけで血液中に溶け込んでいる酸素濃度を測定してくれます。概ね97か98を示していました。一緒に心拍数も測定することができるものです。自分は、救急箱に入れて持ち歩いています。

 次に血圧計ですが、一般家庭にある普及型の電池式の血圧計ではなく、フィールドで使えるシンプルなものです。上腕に巻いて、空気を送り、聴診器で血管の音を聞きながら数値を読むものです。正常な範囲内での最高・最低血圧を確認していました。

 心電計は、30秒間、やや左寄りのオッパイの下にセンサーを当てて、測定するのでした。30秒間が長く感じます。測定が終ると内蔵のSDメモリーにデータを書き込んでくれるのでした。自分も含めて「異常なし」のメッセージが出ました。

 バイタルを確認して、CPRトレーニングに入りました。あらかじめ作成したシナリオに基づいてトレーニングを実施しました。

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2009年6月 9日 (火)

健康診断

免許の不携帯、航空機を操縦する際も常時携帯が義務付けられています。車を運転する際には、免許を所持していないと警察官に見つかると免許不携帯で罰金と減点の対象になる。航空機の場合は、罰金があるのだろうか。

 車に乗る際には、運転免許とETCカードは必需品のために確認しています。今は、潜っていないが、潜りの際には防水ケースに運転免許とダイビングのCカードと潜水士の免許をジップロックに入れておきます。ペリカンケースを失くすと大変なことになるのでした。

 航空機話題で、もう一つ。それは航空身体検査があります。これを受けていないと勤務することができない。この検査を受けなかったことがばれたら、即乗務が禁止となります。これを忘れていたとか。「あっ忘れていました。」の弁解は通用しないのでした。

実は、我々ダイビング関係者も潜水士の健康診断を受診しなければならないのでした。法律的には年に2回受けることになっています。自分も年2回、いわゆるダイバー健診を受けていました。検査内容については病院によって様々です。あとは健診のお値段次第となります。

 官庁関係では、入札があるのかな。当然、価格が安い病院の検査を受けることになります。公務員の場合は、好むと好まざるに関係なく、病院が指定されるのでした。経費削減が叫ばれている昨今ですので、当然安い価格を提示したところになるのでした。

 検査内容にCTスキャンは含まれていません。様々な検査をして、どうしても、もっと検査しなければという場合には、追加検査となります。自分が受けていた際には、CTスキャンでも検査しておけばと思ったのですが、遅かったです。

 基本検査内容と追加としてCTも胸と脳の分けて価格設定をしてもらった病院もあります。常時、毎日というわけにも行かないので、日にちを決めてもらっています。

 まだまだ健診を受けるガイドの数は、極めて少ないのが現実です。受診すればと思うのですが、個人の勝手とばかりになっています。規制をして強制的に健康診断を受診させるしかないのかなって考えてしまうのでした。

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2009年6月 8日 (月)

面子が立たず

朝鮮半島の動きが微妙に変化している。1950年6月25日は朝鮮動乱の勃発日。今年は様々な記念が重なっている。第二次朝鮮動乱が勃発するのだろうか。

 沖縄本島の嘉手納空軍基地には、F22ステルス戦闘機が戻ってきた。当分の間、嘉手納に常駐することが決まっている。朝鮮半島の有事を想定しているのだろうか。戦争の抑止力としてのステルス戦闘機配備なのだろうか。

 北朝鮮は人質カードとしての米国籍の新聞記者二名を確保した。今日のニュースでは、北朝鮮での裁判が行われ、強制労働となる12年の刑が言い渡された。クリントン国務長官は、テロ国家としての再認定を行った。

地下核実験、長距離ミサイルの発射準備、黄海方面では中国漁船が姿を消したとのこと。着々と戦争準備、キケンな火遊びとなりそうだ。火種は各所にありそうだ。

 帝国を存続させるには、手段を選ばないようだ。ドンパチは勘弁して欲しいのだ。自分等の仕事は、戦争が始まったら、仕事としては成り立たないのです。

 沖縄は後方の発進基地と補給場所となる。観光どころではなくなるのでした。

 交渉ってあり得るのだろうか。中国は、抑止力を失いつつある。制御不能になるのだろうか。両民族とも面子を重んじるので有名だ。面子の争いで制御不能も困ったものだ。周辺国が迷惑するのでした。

 日本では、政治家が”アニメの殿堂”の国立メディア芸術総合センター構想に補正予算として117億円を計上している。117億円だよ。無駄遣いと言われても、首相の面子があるために強行するのだろうか。

歴史上の面子。困った。面子が立っても男が立たずなんてのかな。ここ沖縄でもお役人様の発言。最後は面子の問題になるのだろうか。言った言わないのレベルになっているが、自分等は直接的に困ったことになっている。役人の面子。困った。

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2009年6月 7日 (日)

夢の中で潜っているのでした

今日も晴天でした。梅雨入りしている真っ最中なのですが、今年は空梅雨になっています。カラリと晴れ上がると気分が落ち着くのですが、本格的な夏になる前の渇水対策は厳しいです。節水対策は深刻になりそうです。台風でも来ないかなぁって。

 まだあれこれ諸般の事情があって海に浸かっていません。本格的にトレーニングをしなければならない時期に来ているのですが、なかなかです。

 お恥ずかしい話ですが、夢の中で水中に潜っているのです。はっ気付くと、水中に潜っているのでした。砂地であったり、真栄田岬であったり、西表の海だったりと。すいすい潜っているのです。スクーバ装備で潜っているのです。永遠に思えるくらい長く潜っているように思えた。夢の中でもダイコンをチェックしているのでした。

大脳では、すでに潜る準備ができているのだろう。主治医からはスノーケリングで身体を慣らすようにとの指示が出ているのです。スクーバについては許可は出ておりません。潜水専門医に最後の判断を委ねることになるだろう。三次元のCT立体画像での診断を受けることにしています。

 レントゲン画像では無理なのでした。

 でも、少しづつ身体を動かすようにしなければ。終日、外に出るようにしています。日焼けできるようにもしています。30年以上も年間を通して日焼けしていたのが、昨年の3月15日以降、太陽光線の下にはいなかったのです。白いのでした。もともと色白な体質なためだ。雪国に生まれたためかな。おまけに虚弱体質だったのでした。

 少しづつ日焼けもしなければ。

 

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2009年6月 6日 (土)

一機のお値段が247億円だって F22日本向け

世界最強の戦闘機、レーダーに発見されにくいジェット戦闘機。恩納村のとなりの嘉手納空軍基地に先週から再配備されたばかりだ。F22ステルス戦闘機話題だ。

日本も、次期戦闘機としてF22を選択肢に選んでいたが、防衛機密を守ることができない国として名指しされているので、この最新鋭戦闘機については日本では購入することができないとされていました。垂涎の的なのだが。

 アメリカの日系人の政治家さんから、日本にもステルス戦闘機を提供しては、どうかという打診があったようだ。輸出用のお値段。何と一機あたり21億5000万ドルということだ。日本円に直すと一機247億円になるのでした。もしかして6機くらい購入してしまうと1482億円になってしまう。

海上保安庁の年間予算をオーバーしてしまう金額です。現在、航空自衛隊が装備しているF15戦闘機が203機、F-2戦闘機が94機、F4戦闘機が120機だ。まがりなりにF4ファントム戦闘機120機をF22に切り替えるとなると、3兆円くらいのお金がぶっ飛んでいく計算になります。

 さすがのアメリカでも高価な戦闘機とされ、オバマ大統領の国防予算削減計画の一環としてF22の製造中止が話題になっています。諸外国に輸出すれば、当然外貨の獲得となります。財政的に逼迫しているアメリカにとってはありがたい商品には違いない。

 しかし、貴重な外貨を獲得するものであっても、武器としてアメリカ以外に配備された場合の機密の保持の難しさが指摘されるようだ。また、仮想敵国にでも情報が筒抜けとなればアメリカ自身の優位性がなくなることになる。

 さあ航空自衛隊としては、導入することになるのだろうか。正面装備での多額の金額が必要になるが、どこまで金額的に対応することができるのだろうか。

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糸満より

     
  ポイント 天気 風向き 気温 水温 透視度 透明度
1本目 糸満エリア 荒崎 晴れ 27℃ 24℃ 20m 20m
2本目 糸満エリア 山城 晴れ 27℃ 24℃ 20m 20m
コメント
ビジネスパートナーの吉岡氏からの糸満での潜りログをお届けします。ダイブチームムラタでは、ゲストのリクエストで糸満方面にも潜りを提供できますよ。

北風なので沖縄本島最南端の荒崎へ行きました。何故か西からのうねりが入っていて白濁していました。珊瑚もかなり再生してきたようですし、最近グルクンが増えたような気がします。

 2本目は、うねりが入らない東海岸の山城で潜りました。白い砂地とそこにそびえ立つ珊瑚の根が陽に照らされて幻想的でした。砂地では3匹のアカエイが熾烈な求愛バトルを繰り広げていました。バトル中にメスはどこかに消え去りましたが・・・

 by TY



 

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2009年6月 5日 (金)

誠意って

唐突ですが、インストラクターがついていてダイビング事故が発生。よくあるパターンです。近年の傾向としては、インストラクター自身が発見するのではなく、事故を起こしているダイバーのバディから教えてもらって初めて異変に気付くことです。また同じように4・5名のグループでも、他のダイバーから教えてもらうパターンです。

また、自分のグループのダイバーが水面に急浮上しても気付いていないことも報告されています。インストラクターの責任としては、常時、自分が把握しなければならないダイバーに対しての責任を負っていないことを意味するのだろうか。

 Cカードホルダーは、基本的に水中でのガイドを依頼する際、自己責任の範疇として自分の安全は自分で守ることが前提となっている。でも多くのダイバーは、インストラクターに完全に安全管理を依存しているようだ。とくに日本人は、「水」と「安全」はタダと考えている傾向が強い。

インストラクターとしては、営業活動として金銭を幾ばくか頂く立場としては、自分の責任範疇してゲストダイバーの安全の確保を、しっかりと行う必要があると考えている。

 自分の責任の範疇でゲストダイバーの行動を逐一把握することが仕事と考えているので、器材の組み立て、ブリーフィング、チェック、水中、ディブリーフィング、ロギングまでインストラクターの管理下となる。その間のゲストの動きを記憶していく必要もあろうかと思います。

 Cカードホルダーの自己責任を主張するあまり、ゲストダイバーが事故に遭遇しても責任は、インストラクターにはない、事故を起こしたゲストダイバーが悪いと一方的に避難する場合も多いようだ。何のためのインストラクターなのだろうかって。

 ただ潜れるだけでインストラクターになれると主張する方々もいますが、潜りの能力は当たり前で、それ以上にゲストダイバーを無事に帰宅させるまでが仕事と理解して欲しいと思っています。職業とするならば、しっかりと管理することを覚悟して欲しいのでした。

 自分のゲストさんが入院するくらいのトラブルがあっても、病院に見舞いにも行かないようなお馬鹿さんがいると聞くと情けなくなります。誠意って・・・・。

逆切れして、営業妨害って声高に言っているサービスもあると聞きます。残念であります。

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2009年6月 4日 (木)

まさかの転落事故

昨日は、不幸な事故がありました。これまでの長いダイビング生活の中で、初めての経験だった。それは海中転落での事故だった。携帯電話が鳴った。あれぇって。大至急、港に行ってくれとのことだった。慌しい内容だった。重傷者用のファーストエイドキットを持って港に移動した。すでに救急車が到着していた。救急隊員が対応してくれていた。

受傷部位は、すでに救急隊員が圧迫止血の役目を果たすように救急包帯を使って固定していた。保温スーツの上半身を脱がせた状態で対応していた。ハサミで首から肩にかけた部分を切除して脱がせたのが判りました。

 中部地区の救急指定病院に搬送された。画像検査や血液検査、四肢の神経学的な検査等を実施して手術が始まった。終ったのが6月4日の朝6時くらいだった。徹夜の緊急手術だった。右前腕部の骨折の修復と併せて顕微鏡を使って腕の神経の接続手術が実施された。左側の首の切り傷の縫合手術も実施された。

鎖骨の開放骨折は、後日とのことだった。

 何故、事故になったか。

 港を出た直後に風が強く吹いていた。その影響で船の針路が浅瀬に寄ったようで、それを転舵したが、その際の衝撃で転落、旋回したままで轢かれたとのことでした。何があるか判らないが、まさかの海中転落事故。

 とりあえず命には別状がなくて、それだけでホッとした。あとは完全に回復するための手術が待っているが、しっかりとリハビリをして完全復帰を望みたいです。自分は昨年3月に水中で肺嚢胞の増悪で大変でしたが、頑張って欲しいのでした。

 しばしの休養と考えてケガを直して復帰して欲しいのでした。しばしの休養を。

まさかの転落事故でした。

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2009年6月 3日 (水)

年代測定

午後から落雷に大雨の予想でした。幸いにも夕方まで、辛うじてお天気はもってくれた。

「世界最古の18000年前の土器発見」中国・湖南省

 「推定14000年前のイノシシの骨、人骨」沖縄・石垣島

あれぇ年代測定の差があるかもしれないが近い年代での遺物が発見された。石垣島の新空港建設予定地での出来事だ。沖縄県は意図的に、この事実を隠していたようだ。埋蔵文化財の調査には、時間がかかります。調査活動期間中は、開発工事自体が休止状態となります。調査活動は、短時間に終ることがないために工事の進行に大きな支障となるのでした。

 文化の価値観が違うのだろう。自分は考古学的な発見には興味があります。まして自然相手の仕事をしていると、その地域の歴史、とりわけ地質的な構造は、どうなっているのか。生物の遷移等は、貴重な知識となります。とくにサンゴ礁水域では、氷河期から間氷河期の時代の変遷が、地形の基本を作っています。そんな中での活動なので、真剣に資料をあさるのでした。

 地域の文化を否定するのは、これからは大きな文化的な損害となります。短絡的な発想での開発、取り返しのつかない事態に陥らなければと思うのでした。

八重山方面での考古学、過去に遡っての人類の営みを明らかになることが地域の発展にもつながるかと思っています。

 本当は、何があったのだろうか。

 洞窟内の堆積物となれば、余程の天変地異がなければ、年代ごとに堆積しているはず。太陽光線、紫外線が届かないために骨の変質も少ないかと思うのでした。DNAでも解析できると面白いのですが、ただ単に形態的な調査だけでなく、DNA解析も欲しいのでした。とくに人骨には興味があるのでした。誰かの先祖なんてことが判るかもね。

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2009年6月 2日 (火)

駆除作業

梅雨の中休みのようだ。終日、事務所にて書類の整理でした。ずっと出っ放しだったのでした。講義室のテーブルの上は、本や資料、ビデオカメラ等が散乱しています。

 この時期に、どんなことをしても実施しなければならないのが、NPO沖縄県ダイビング安全対策協議会の総会です。会計年度が4月1日から翌年の3月31日までなのでした。年度末から2ヶ月以内に総会を開催して、報告書や決算書類等を添付して沖縄県に提出するのです。これを怠るとNPOとしての権利行使ができなくなるのでした。

 総会も無事に終りホッとしています。ただ今年は、慶良間地域のエコツーリズム推進のための事務局も安対協が仕事として対応することになっているので、本格的に慶良間地域のエコツーリズム推進のための認可が国から下りると無茶苦茶仕事が忙しくなるのでした。その際は、予算規模も大きくなるので、臨時総会を招集することになります。

夏前の、この時期はオニヒトデ駆除作業を実施しなければなりません。産卵する前に、駆除したいのでした。とくに今年は、これまでの統計だとオニヒトデの大発生が予想されるのでした。結局、オニヒトデを一個体づつボートに上げて陸上で処理することになります。以前は、陸揚げして、地面に穴を掘って埋めていましたが、近年は肥料として加工してくれる会社があるので、オニヒトデの最終的な処理をお願いしています。

島では肥料化できる態勢がないために、畑に埋め戻しています。これも天然の肥料となるのでした。細菌を使って発酵処理して肥料化しています。プラント施設ではなく、コンポスト的な大きさで処理できるのであれば島でも対応できそうなのでした。

 積極的に処理する方法と時間をかけて自然の中で処理されるより効率よく肥料化できると思うのでした。

 今年はレイシガイダマシの駆除も多くなっています。先日、知人が一人で225個も採捕した資料を見せてもらいました。オニヒトデ以上に採捕が難しいのでした。長いピンセットで一粒一粒サンゴの間から取り出さなければならないのでした。簡単に取れると思わないようにして欲しいのでした。生きたサンゴを傷つける可能性があるので、慎重に摘まんで回収するのでした。ご苦労様でした。テレビ取材を慣行したグループがいますが、579個を採捕できたと放送されていました。参加人数が17名かぁ。

地道なモニター活動と駆除活動が続くのでした。ご苦労さまです。

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2009年6月 1日 (月)

禁煙

6月1日、空梅雨の模様だ。

昨日は、5月31日、世界禁煙デーでした。

 自分も、かつてはスモーカーでした。20歳から50歳までの30年間の喫煙期間がありました。禁煙してから7年が経過しました。喫煙係数という言葉があります。計算式は、1日の喫煙本数×喫煙期間(年数)です。

自分の場合は、20本×30年で600。医学的には400を越えると肺がんになる危険性が高いと言われています。昨年の4月と8月に肺嚢胞の摘出手術を受けた。その前後2mm幅で肺を撮影してもらった。いわゆるCT撮影でも、非常に細かく撮影してもらった。その画像を見る限りでは、危なそうな画像は確認することがなかった。

あとは、定期的な検診を受ける必要性がある。レントゲン撮影では、なかなか発見することができない。PET検査を受ける必要性がある。一種の放射性物質を取り込んでガン細胞を明確化させる方法があります。費用的には8万くらいかかるのでした。

 ガンの所在位置と大きさが判るのです。ガンが見つかれば、その対処法が検討され、実行されるのです。PET検査でも限界があります。腎臓や膀胱、前立腺ガンでは、この検査薬物が代謝される部分になるので、識別ができないのです。超音波や内視鏡検査のほうが有効な場合もあるのでした。

 総合的に検診を受ける必要があるのです。定期的な検診が有効なのでした。

ダイビング関係でも、まだまだタバコを吸うガイドさんが多数、若いガイドさんや女性ガイドでの喫煙率は、高いままになっているのが心配です。

 「喫煙とストレス」の関係は、密接な関係がある。ストレス回避の働きがあるのだろうか。ストレスコントロール。

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