渡嘉敷 イノー観察会
車の積み下ろしは、船会社の担当者が対応してくれます。車の大きさを確認してもらい改札場で支払いを済ませます。島の中では、下船後、すぐに移動できるのはありがたいです。那覇も同じかぁ。重い荷物を持って歩くことがないので助かる。
今回は、ディパック一つだったので高速船での移動でした。凪状態だったので、船中はぐっすりと眠り込んでいました。適度な揺れが、睡眠を促してくれるのか。揺れ、揺らぎ、揺り篭状態なのでした。炎天下の活動だったので、太陽光線をたっぷりと浴びたおデブな身体は冷房で冷まされました。適度な水分補給を心がけました。
午後から渡嘉敷中学の3年生の課外授業の手伝いでした。午後の干潮の時間を利用して海岸線に出た。イノーの観察を実施。前日に下見した地形を元に解説した。地質学や地勢学的な解説から始めた。8名の学生さんと引率の先生二名、総勢11名だった。幸いにも雲が出ていたので、海岸に吹き付ける風は涼しい感じだった。助かりました。炎天下を想定したのですが、日焼けは僅かだった。
人里離れた海岸線だった。風が強く当たるのだろう潅木の高さが低いのでした。段丘の上には岩肌が露出していたが、砂浜には強く雨水が流れた侵食痕が4筋くらい海につながっていた。赤土の流出も凄かったのではと想像できた。潮が引いた浅場は土砂が堆積しているためにサンゴが被度が極端に少なかった。おまけに魚の種類も少なかった。
白亜紀からの島の成り立ちを説明した。大激変の時代も経験したことを説明した。一億年から1000万年と2000万年前、100万年前、10万年前、1万年前等の状態を説明した。あとはリーフのサンゴの重要性についても理解してもらった。
彼等は、来年は高校進学となるために島を出ることになる。自然豊かな島のありがたさ、成人してから理解するかな。離島の宿命なのでした。