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2012年12月 9日 (日)

現地を歩いて感じたこと

 弱気ではないのですが、今年の冬の寒さは例年に比べると厳しいように感じます。本当に寒いです。老年期に突入したからかもしれないです。基礎代謝機能の低下が暑さや寒さへの抵抗力を低下させているのだろう。体幹筋の筋力の強化も課題になっている年齢なのでした。2日間の先島方面への出張でしたが、移動の大半は歩きでした。それぞれの目的地まではタクシーで移動したが、それ以外は徒歩で移動でした。身体的には適度な運動量でした。天候が大きく崩れることもなかったのは幸いでした。

 日常生活の中に地面の起伏があるのは、あまり経験しない。平らな地面での生活が当たり前なのだが、広い平らな地面が確保できない地域では、傾斜地を歩くのが当たり前。この二日間でしたが、普段はあまり使うことがない筋肉が刺激を受けているのでした。気にしていなかったのですが、一夜明けた今朝、筋肉の緊張具合に違いがあるのを理解できた。

 ごくごく当たり前に日常生活の中に歩きを取り入れていると、いないとでは身体的には大きな違いがあることは痛感した。太古の人類の祖先と呼称されたルーシーやルーシーの祖先たちが、トコトコと歩いてアフリカから世界中に広がり、地球の隅々まで生活圏を広げたのも、歩いて行ったことになると考えると凄いと思う。

 石垣の離島桟橋、西表島の上原港の桟橋に、それぞれ仕掛けがあった。大半の観光客の方は意味が分かっていないだろうと思う。それは靴底の消毒が目的だ。消毒の主な目的は、動物の伝染病の予防だ。以前に宮崎県で大量発生した牛の口蹄疫の侵入を防ぐためだ。台湾では、度々発生する口蹄疫、一旦罹患したら殺処分するしかない厄介な病気だ。

 自分としては、一見して積極的な消毒方法かなって疑問に思うのでした。それは船からの乗降客全員が通過する通路に消毒薬の染み込んだマットが敷かれている。が、そこを通過しなくても歩けるのでした。通路の左右のど真ん中には消毒マットが設置されていないのでした。そこを通過すると消毒液に触れることがないのでした。これは盲点と思うが、どうなんだろう。一般観光客としての自分らを含めて口蹄疫に対する知識は、乏しいのでした。今後の対策は、これまで以上に真剣に考える必要がありそうだ。

 当分、雨マークが続く師走なのでした。

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