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2012年12月 4日 (火)

常在細菌

 私ごとで恐縮ですが、11月25日に左足の骨折で入院してた父ですが、本日、手術を無事に終えました。最終的にチタンで骨の固定手術が完了しました。骨折した部位の傷が回復次第、リハビリ病院への転院とのこと。とりあえず無事に骨折修復の手術が完了です。当分の間、手術部の二次感染への注意が必要となるのでした。ひとまず安心しました。

 術後の二次感染。自分は経験したことがないのですが、現代医療の最先端の部分では、非常に注意を払っている事柄ではあります。抗生物質にも強い耐性菌が、いくつか報告されています。日々、病室や入院棟での菌検査をしているのだろうか。定期的に床や空気中、布団やベッド、医療関係者の白衣等からの菌採取を行って培養して、どんな細菌がいるのか調べているとは思うが、どうなんだろう。

 人間の身体には、常在細菌群が生息しています。逆に言えば、常在細菌が身体各部にあることで身体外から侵入しようとする菌類に対して抵抗するのでした。毒を持って毒を制すの如くです。身体が健康状態にあって、栄養状態が安定している。適度に身体運動している。日光浴している等の生活を送ることで常在細菌の力で身体を守ってくれるのでした。あとは免疫機能も安定していることも重要かと。

 かつてこんなことがありました。ガイドダイバーさんですが、歯痛が続いた。たまたまシーズン中で痛み止め薬を服用することで痛みを和らげていた。一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月と時間だけが経過、結果的には痛み止めを飲み続けていたようだ。結局は虫歯が溶けて歯根部まで穴があいた状態になった。次の展開が凄かった。上の歯の虫歯だったので、最後は上顎洞の骨の底部まで溶かしたようだ。上顎洞に歯根部から細菌が侵入して上顎洞炎を起こしてしまった。3月は学生の合宿だ。4月はGWでピークを迎えるために、仕事を休むことができないのでGWが終わってからの精密検査。その結果は入院しての上顎洞に溜まった膿の排除するための手術となったのでした。無事に成功してガイドを続けたという苦い経験をした方を世話したことがあるのでした。

 無理は禁物です。

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