2月最終日でした。
セミナーが終わった。懇親会と講師の送迎も終えて恩納村に戻ったのが、午前様でした。金曜日の朝から動き回っていたが、無事にセミナーが終了した。臨床講義棟は満員盛況だった。産官学医からの参加者が集まってくれました。潜水工事関係者の方々も工事現場から直接参加してくれました。以前、酸素供給法の講習会の参加された方もいた。また海洋生物の研究者の方々の顔も見れた。離島や本島北部からもガイドさんが参加してくれました。
東京に本部のある潜水指導団体にも相談して広報活動をお願いしました。広報活動の依頼については快諾を得ることができた。今回は、2月末ということで、現場のガイドさんの集まり具合も心配したが、思った以上に参加してくれました。3月1日からダイビングサービスの再開になるので、その前に実施しようと計画しました。
高圧則が改正されることになりました。4月1日から施行となります。酸素使用の解禁、減圧表の廃止、ダイビングコンピュータの活用、潜水計画と記録の保管、これまで以上に経営者の管理責任が明確になった。酸素使用については、長年の悲願だった。いわゆる酸素減圧の問題だ。潜水中に身体に溜まる窒素を、如何に少なくするかです。厚生労働省の改正案を作成する委員会での審議を経て、ようやく解禁になるのだ。2006年(平成18年)11月3日と4日に琉球大学にて第41回日本高気圧環境・潜水医学会総会が開催された。その中で、東京医科歯科大学の眞野先生が酸素減圧の解禁と高圧則の改正を検討している旨の話があった。眞野先生とは昭和51年にダイビングインストラクターになって以来、何かとお世話になっているのでした。惜しくも昨年にお亡くなりになりました。まだ70代でした。
昨日の講演内容の資料を、合志先生がまとめてくれています。自分の担当した部分についての校正を行うことになっているのでパソコンの前に待機しているのでした。先生も早朝から配布用の資料の再構成の確認。その旨の連絡があった。
医療用酸素の問題。とくに現場に配置している酸素を蘇生に使用するには医師法に抵触することになるのでした。一般人が意識不明・呼吸停止者への蘇生術を施す際に酸素を使うことがダメとされているのでした。医療用酸素をダイビング事業者が購入することは平成20年6月以降は問題ないと判断されました。
医師法の改正は難しいかもしれないが、高気圧学会から提言で可能になるのか。あらゆる可能性を信じて対応することに決めています。