72年前の硫黄島は

　昨日とは天候が変わりました。曇り空なのでした。内地では南風が20～30mくらいの強さで吹いている。成田や羽田空港では離着陸での滑走路進入で機体が大きく煽られていたり、土埃で視界が極端に低下していた。沖縄も気温がジワリと上昇中だ。

　歴史を紐解くと、72年前の昨日は、米軍が硫黄島に上陸した。午前3時過ぎから砲撃が始まり、上陸部隊の準備が始まった。午前7時に上陸の第一波が始まった。19日だけで海兵隊は戦死501名、戦傷死47名、負傷1,755名という損害を受けたとの記録があった。日本側の損害は、不明。20日の今日からは擂鉢山の攻略戦闘がはじまった。クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙」やジョン・ウェイン主演のモノクロ映画「硫黄島の砂」、それにスピルバーグ監督の「パシフィック」等の米国製の映像他に、当時の記録フィルム映像を思い出した。

　他にリチャード・ウィドマーク主演の「地獄の戦場」が記憶に残っている。ジョン・ウェインやリチャード。ウィドマーク主演の映画は、1949年と1950年く製作されている。公開は「硫黄島の砂」は1952年の自分が生まれた年に公開。「地獄の戦場」は1965年に公開された記録が残っている。自分の記憶は、テレビの映画劇場で放映されたのを見ている。中学生から高校生くらいだったかな。

　1940年代から50年代では、第二次大戦中の兵器類が、沢山残っていたので、戦時中の記録映画に出てくる兵器類がそっくり登場しているのでした。さすがに実際の硫黄島での撮影ではなく、アメリカ本国のカルフォルニア州の海兵隊基地のあるペンドルトンや周辺のサンタカタリナ等で撮影された。現在でも不発弾処理ができていない地域での撮影が困難と考えたのだろう。まだ戦場清掃が終わっていない時期でもある。撮影コストを考えると本国での撮影を選んだ。

歴史を顧みることは悪い事ではない。