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2017年3月29日 (水)

雪崩事故

 年度末だ。土壇場の年度末だ。さて残り3日となりました。まだまだ仕事が終わらないのでした。完全に自由になる時間の確保がままならないのでした。当たり前です。自分が抱えている仕事の他に3つの用事に対処しないとダメなのでした。当然、自由になる時間なんてない。頑張るゾって宣言しているが、電話がかかれば対応しなければならないのでした。そんな時に限って電話が続くのでした。何故なのだろうか?

 栃木での高校生の雪崩に巻き込まれた事故。新雪が降り続く中でのラッセル訓練開始。その直後に雪崩が発生した。先頭の第一班の高校生が巻き込まれた。登山は中止となったが、何故かラッセル訓練を実施したのか。雪崩の専門家によれば、ラッセル訓練の振動が雪崩を誘発したとの指摘がなされた。ラッセル訓練だったら大丈夫と現場で判断したのは三名の教諭だったとのことでした。今後は、業務彰過失致死傷害の刑事事案として捜査が始まるとのこと。

 あとは現場は携帯電話の通じない地域だったようで110番通報が遅れた。約50分後に通報があったとのこと。それも教諭が麓の旅館まで移動して電話をした。山岳活動では無線が常識だが、現場では無線がなかったとのこと。無線で中継して携帯電話での通報があれば、もう少し救助隊が現場に到着できたかも。

 もう一つの不幸があった。それは雪崩ビーコンを携帯していなかった。最初から雪崩ビーコンが準備されていなかったのだろうか。救助隊が到着しても雪崩の下に埋まった学生さんや指導者たちを探すのに時間がかかった。様々な要因が重なっての事故。人災といっても過言ではないと思うのでした。

ベテランとか、現場での判断、雪崩は起きないと判断した。でも当時は雪崩の警報が発令されていた。春休みの山岳登山の講習会が悲劇の講習会になってしまった。ご冥福を祈ります。

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