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2017年4月27日 (木)

那覇で安全講習会でした

 夕方から那覇市内での安全講習会、NPO美ら海振興会のメンバー対象でした。日中の業務を終了してから参集してくれるので夕方7時位から開会を予定していましたが、7時15分くらいから開催しました。日中は、ケラマ方面まで出航してガイド対応。そして帰港してから翌日の潜りの準備をしてから講習会に参加でした。

 昨日は恩納村、今日は那覇でした。内容は、沖縄県内での潜水事故情報の紹介でした。個人情報の取扱いもあるので、情報開示については工夫しました。個人が特定できないようにしました。平成28年は8件の重大事故が発生でした。ガイド管理下の事故が二件。セルフダイビングでの事故が一件。調査作業潜水が二件でした。体験ダイビングが二件でした。米軍が一件でした。過去の事故件数等も公開しました。

 平成25年くらいまでは海上保安庁が潜水事故の統計を提供してくれたのですが、個人情報関連の関係もあってなのだろうか事故情報が出てこなくなっている。本来なら潜水事故情報を解析して、どんな事故があるのか。自分等としては事故情報を解析することで類似の事故の発生を抑えたいと考えているが、なかなか理解してもらえないのでした。

 次に溺水のメカニズムについて解説しました。とくに喉頭ケイレンの話をしました。自分の作成している教材の内容がちょっとだけ古い分類を使っているかもしれない。乾性溺水と湿性溺水に分類しているが、現在は口や鼻が液体に降れて呼吸ができない状態を溺水という。手のひらを皿状にして片手で鼻と口を覆うだけ溺水することになると説明した。誤嚥しても呼吸が出来なくなることもあると説明した。喉頭蓋が気道を塞いでしまうと呼吸ができなくなり心臓が停止してしまうのでした。水辺活動では、心静止した状態で蘇生法を実施することになるが、その際は人工呼吸を2回実施することが推奨されている。ヨーロッパでは最初に5回の吹き込みを実施せよとなっているのでした。

最後に潜水に関する諸問題を説明して、その最善の対応としての酸素ファーストエイドの必要性を強調した。

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