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2017年4月21日 (金)

消防の健診は

 午前中からメールでの問い合わせに忙しかった。春の予算編成のためなのだろうか、問い合わせが続いた。内容は水難救助隊隊員の健康診断の内容についてだった。健診項目での高気圧体験の必要性についてだった。水難救助隊なので高気圧体験が必要なのだろうってことで長年続いているようだ。実際は、どうなんだろう。

 現状では絶対圧については最大深度18m相当の2.8気圧なので酸素耐性とか、窒素酔い云々は関係ないと思う。高気圧体験するよりは耳鼻咽喉科を受診して耳抜きができるのか、できないのかや耳管や鼻腔や副鼻腔に異常がないかの診察を受けたほうがいいのではないだろうか。耳関係では聴力試験が必要になる。専用の無音室というか周囲の音を遮断した部屋の中で実施することになる。以前、自分が受けたときは診療室の中に一人入れるくらいの小さな個室で試験をしたように記憶しています。

 酸素耐性については、個人差があるので現在は試験から除外されている。酸素耐性は個人でも日々の中でも変化します。過敏になる場合もあれば全然変化しない場合もあるのでした。自分は1976年のインストラクター講習を受講している最中に潜水医学の中で映像を見せてもらったことがあります。イギリス海軍のダイバーが酸素中毒になってケイレンを起こしている映像です。現在は、人道上の問題もあるので公開はされていないと思う。某大学の解剖学の教授が講習を担当していた。酸素中毒は怖いって記憶に焼き付いています。100%の酸素を水中で吸っていると酸素中毒になる。水深は7.2m相当と指導を受けたことがある。実際に水中での減圧する際、酸素を吸って減圧しているが、深度は5mを厳守するように指導しています。

 健康診断は年二回受診することになっています。資料作っています。

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