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2017年9月 2日 (土)

沖縄県の総合防災訓練

 週末だ。恩納村では平成29年度沖縄県総合防災訓練の北部圏の中心会場となった。午前中から訓練が開始された。海には最新の全通甲板の護衛艦「いせ」が谷茶沖に那覇港から移動していた。空には、ヘリコプターや哨戒機や偵察機が飛んでいた。陸上では赤間運動公園が訓練会場になっていた。自分ら一般人は近づくできないのでした。訓練は、とりあえず官民となっているが、恩納村住民がどれくらい参加したのだろうか。

 知人のfacebookに訓練風景の写真と動画が掲載されていていた。それによると赤間運動公園の駐車場には事故車両が積み上がられていた。これは消防隊が事故車両の排除と中からケガ人の救助活動の訓練するのだろう。また、自衛隊の救援車両からふろセットが降ろされてテントが設営され、その中にお湯を貯めた湯船があった。駐車場には、航空自衛隊のヘリコプターが着陸する場面が動画で紹介していた。会場全体をカバーしている訳でないのでした。

 沖縄の場合は、大地震の発生とともに津波襲来の可能性が高いことが指摘されている。東北方面での教訓や地震考古学の調査研究の結果、襲来する可能性のある津波の高さは、20mから30mを超えるような大きな津波の襲来の痕跡があることも証明されているのでした。恩納村では、最低でも30mを超える津波の襲来が予想される。となると30mを超える高台に避難しなければならない。標高は99.45m。十分に生き残れる標高だった。

 海上には空母型の全通甲板の護衛艦が待機。赤間運動公園が避難場所だったので、そこからヘリコプターで護衛艦まで人員輸送をすることになる。地元の漁船で護衛艦まで人員輸送をすることは計画にないようだ。民間の船が、どれくらい津波から生き残るかも判らないが、各地域の漁港から救出訓練も二次的に必要なのではないのだろうかって思う次第なのでした。恩納村の消防署は、一応高台に新庁舎が完成しているので生き残れる施設になっている。

防災の日関連の訓練が無事に終わった。

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