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2017年11月21日 (火)

水中での酸素呼吸

 風が廻る。今の季節は、海況も不安定になっている。しっかりと海況判断をしないと大変なことになる可能性が高いのでした。そのためには、最低でも2時間程度の先までの天候判断を下す必要があるのでした。かつては観天望気と呼ばれる空や雲の流れ、風の向き等を判断して海況判断と繋げるのでした。今は、インターネットによって気象状態を総合的に判断することができるのでした。それでもデジタル気象だけではなく、やはり空を眺めることも忘れません。

 酸素を使っての水中減圧の実験を再開しました。当初は、自分自身自らが被験者になっていたのですが、現代はドクターストップ状態なので、他のダイバーさんにお願いしています。平成17年に琉球大学で開催された日本高気圧環境・潜水医学会学術総会の席上、当時の学会の代表だった眞野先生が、代表挨拶の中で酸素を使用しての水中減圧の実施について言及されていたのでした。当日、会場にて直接聞いていたので、学会終了後に酸素ボンベと酸素用レギレーターが購入できるショップを探すことから始めた。完全に手探り状態だった。

 日本でも酸素を使って潜っているダイバーがいることも知った次第だ。東京の、とあるサービスが対応してくれることが分かった。メールにて連絡したり、直接電話をかけて話を聞いたりとバタバタだった。「深度7mでの酸素中毒になるぞ!!」と習ったものだ。自分がITCを受講している際に空気潜水のみだった。酸素中毒については、イギリス海軍の酸素中毒の実験映像を見せられた。1940年代から50年代に作成されたと思われる内容だった。

 自分もダイコンも新調して呼吸ガスの種類を設定できるものを装着して実験に入った。空気潜水してから浅場に戻って深度5mで3分から5分の酸素呼吸に切り替える方式で実験した。空気から酸素に切り替える際にダイコンのガス選択ボタンを押して酸素モードに切り替えるのでした。呼吸している間、残留窒素のメモリがどんどん無くなって行くが視覚的に見えるのでした。

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