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2017年12月22日 (金)

1つの大きな検証実験が終了した。

 11月中旬から先日まで久留米大学との共同研究の現場責任者として動き廻っていました。20日で実証試験が終了。21日は被験者からの採取された検体や超音波検査機器等の資器材を大学宛てに送り返した。検体については凍結保存しているのですが、凍結保存している液体窒素を封入した保存容器は、危険物に指定されているのだ。航空機に貨物として通常の手続きでは積載許可が出ないのでした。

 事前に輸送会社に液体窒素の保存容器については諸元の書かれた資料と写真を輸送会社に提出。そしれ航空会社の貨物担当の責任者に最終確認を受け、それで積載可能と判断された場合は積載許可書が発行される。積載許可書は、輸送会社の支社の担当者にも同じデータが流され、恩納村前兼久事務所に配達と集荷に来ることになるのでした。荷物の発送は元払いとなっているのだ。危険物の発送と集荷は、同じ場所から同じ場所に送り、集荷するのが鉄則のようです。航空機を使っての輸送については年々条件が厳しくなるのでした。

 海洋での実証実験となっているので気象海象が安定している場合は問題ないとして、海況判断が厳しいこともあった。検証作業中に問題が発生するのは困るので、細心の注意を払いながら全体管理を実施した。とくに海況判断は慎重だった。延べで50名くらいの被験者が参加してくれた。9月と10月は台風の影響下での検証会だった。11月は厳しい海況もあったが、無事に乗り切った。被験者がインストラクターだったからもしれないですね。

 心臓の拍出時の超音波検査だったが、今回の機種はカラーディスプレイが付いた検査機器だった。心臓、頸静脈、橈骨静脈等の血流の観察を実施した。性能が向上した機器だった。全ての仕事が完了してホッとしている次第だ。あとは論文を一通25日までに提出予定だ。頑張ります。

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