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2018年2月18日 (日)

第18回沖縄救急医療懇話会聴講でした。

 第18回沖縄救急医療懇話会に出席している。沖縄での大規模災害に伴う救急医療の専門家(医師、医療機関、消防関係者、沖縄県等)が集まってのシンポジウムが開催された。開催場所は、琉球大学の臨床講義棟だった。午前9時35分から開催された。臨床講義棟は階段教室になっている。視覚教材を使っての口演。メインに大型のスクリーンがあり、講義室の両側に2台づつのディスプレイが設置されているのでした。教室の後ろに陣取っても両側のディスプレイに同じ映像が映し出されるので自分のように視力の怪しい聴講者にはありがたい設備が併設されている。

 大規模災害に遭遇した場合の県立中部病院の即応体制について高良先生が発表された。県立中部病院自体が耐震構造として危ないので大きな地震が発生した場合は、病院施設自体が崩壊する可能性があることが公表された。病院の位置としては丘陵地帯の上にあるので津波被害は免れても施設自体の耐震化が遅れている現状を考えると災害拠点病院としての機能が維持できるかは厳しい状況も想定されることが分かった。

 ヘリポートが洲崎にあるので海抜ゼロmなので津波災害が発生した場合は、ヘリコプターでの移送は厳しい状況になる。施設内に専用ヘリポートは作られていない。とくに自衛隊が配備しているヘリコプターについては大型のヘリが多いので病院への直接的な航空機を使った搬送は難しいのが現状となる。

 次は浦添総合病院の米盛先生だった。今年の1月から浦添総合病院の救急対応の責任者に就任した。最新の沖縄での航空搬送についての話だった。自分としては航空搬送については平成6年から経験しているので、四半世紀経過したが、全然進歩されていないのが事実であり、防災ヘリが配備されていないのは沖縄だけになったことが分かった。消防機関が自己完結型に航空機を持っていないのは離島県である沖縄だけになった。官公庁として自衛隊や海上保安庁が航空機と航空基地を持っているので対応できるが、あくまでも官民で供用する場合は事前の調整が必要になってくることが分かった。

 あくまでも事前のMC協議会を作って協議することが急務となっている。ドクターヘリが配備されて10年が経過した。地上ではドクターカーが配備されるようになった。南部徳洲会、浦添総合病院、中部病院、中頭病院、ハートライフ病院等でも配備されている。実際に救急医療の現場に出動している。場合によってはドクターヘリ、ドクターカーともに出動し、現場にて協同することが多くなった。

 県立病院にヘリポートが設備されていないのは、何故?

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