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2018年5月21日 (月)

レスキュートレーニング恩納村だった

 朝から土砂降りだった。空梅雨だったので、湿り気以上の雨量を記録した。渇水状態のダムにとっては恵の雨になったかと思います。また一時は落雷注意報も発令されていたのでした。そのために午後からダイバーレスキュートレーニングの実行の可否については午前11時に決定することにしました。結局は、9時以降は雨も降らなかった。気象状態も安定して来たので実行を参加者に伝達した。

 午後から恩納村ダイビング協会所属のガイドダイバーを対象にしたダイバーレスキューを実施しました。シナリオを考えてみました。結果的には、2つのシナリオを考えた。A案は救助ダイバーとしてレスキューチューブを持ったスノーケラースタイルでいち早く溺者に接近するが、途中で疲労したダイバーが水没してしまった。水没した溺者を救助するためにスクーバ装備の救助ダイバーを派遣する手法を考えた。B案は、最初からスクーバ装備の救助ダイバーが救助に向かう手法を考えた。

 A、B案ともに内地の関係者にも資料を送って意見を求めたのでした。沖縄の場合は、ダイビングスタイルの大半がボートを使用したダイビングが多いのでした。そのために引上げスタイルがボートのスタイルによっても違うのでした。那覇方面ではクルーザータイプが大半です。恩納村では和船タイプが主力です。北部はクルーザータイプから和船だったり、漁船スタイルもあるのでした。溺者ダイバーを引上げる方法に違いがあるのでした。

 今日はA案で実施しました。ボートでのCPRについては最初は溺者を引上げて甲板に寝かせてバイタルサインを確認してからCPRレサシアンに切り替えました。ビニール袋を三枚使って簡易型の防水加工を実施したレサシアンに交換した。実際に酸素供給を実施しながらCPRを継続。実際に船を走らせながら酸素補助呼吸しながらCPRを実施。船の速度を、徐々に全速に近い状態まで速度を上げてみました。全速力で走行してもCPRには影響がなかったとの報告がありました。

今回は、全て動画を記録したので、後日、動画を確認しながら検証会を開催したいと思います。

 港に戻ったら、携帯にエベレスト下山中の登山家の栗城史多氏(35歳)の訃報が入電していた。応援していたのですが、訃報には一瞬の涙が出た。

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