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2018年5月17日 (木)

チービシでレスキュートレーニングでした。

 久しぶりに那覇から出港しました。那覇のガイドダイバーの要請でダイバーレスキュートレーニングに出張指導でした。出港地は三重城港でした。以前、港湾内で潜水機材の実験を実施したことがあります。あれから3年が経ちました。  今回は、2つのシナリオを作成して提示しました。仮にA案とB案とします。A案は水没した溺者を一人の救助者が救助して船まで曳航しながら対応する内容です。B案は、水面で溺れたダイバーをレスキューチューブを持ったスノーケラーが接近するが力尽きて水没してしまう。スクーバ装備のレスキューダイバーが水没した溺者を救助し、水面にて曳航を開始する際に機材を外してレスキューチューブを巻き付けて曳航を補助しながら船まで戻る内容だ。  今回は、A案を実施しました。参加者が18名いたのでくじ引きで、それぞれの役割分担を決めました。2班編成でした。事故者については各班で体重が一番重い参加者を溺者に指定してもらいました。溺者役の方、すいませんです。とくに水没している溺者の引き上げについては実際は、溺者よりも救助者が安全に浮上することが重要なのでした。  溺者と救助者の装備品によっては、浮上速度をコントロールするのが難しい場合があるのでした。タンクがスチール製かアルミ製では浮力には違いがあります。まして水底でウエイトベルトを捨てるか、装着したまま浮上するか浮上スピードが違うのでした。  レスキューだからといって、浮上スピードを無視して急浮上させると救助者自身の身体にも影響が出る危険性があるのでした。浮上スピードについては、意外にも簡単に考える傾向があるのですが、緊急であってもゆっくりと浮上する習慣を身に着けて欲しいのでした。  今回はチービシにて訓練を実施しました。

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