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2018年10月28日 (日)

体験ダイビングでの事故

 何となく台風26号の影響を受けて北寄りの風が強く吹き付けています。台風26号の勢力の強さに驚いている。まだ、沖縄よりも遠く離れているが、強烈な力を感じるのでした。

 当然、海況はよろしくない。昨日は糸満の大度海岸で体験ダイビングのお客様が溺れる事故が発生した。救急搬送され医療機関にて心拍が復活したが治療の甲斐もなくICUにて亡くなった。21歳の女性だった。透明度は限りなく宜しくなかった。視程3mとのことだった。インストラクター1名に体験ダイバー2名の編成だった。報道される内容を総合すると水中で体験ダイバーをロストしている可能性があるのでした。2名を引率している中で1名をロストするのは、どうなんだろう。インストラクターの水中管理能力が問われる事案と考えられるのでした。

 最近、大度海岸での事故が何例か報告されている。スノーケラーの漂流事案。それにスクーバダイビング中の漂流事案。等々の漂流事案が多かった。北風が吹く時期になると大度海岸を利用する場合が多い。ただ地形上の問題によって潮汐流が発生するのが有名なポイントだ。これまでの事故の大半が漂流事案だ。ダイビングサービスのスタッフがトレーニング潜って漂流事案が発生、海上保安庁のヘリコプターで吊り上げ救助されたことも何回かあるのでした。

 地形による潮汐流の発生、潮汐表を確認して利用しているとは思うがインストラクターやダイブマスターというダイビング業界では、上級者としての位置づけされるランクのダイバーが流されているのでした。他にダイバーが潜っていることはなかった。つまり、漂流したグループだけが潜っていた何て事例だったのでした。

海況の判断能力が問われるのではないかと思うが類似の漂流事案はなくならないのでした。今回は、体験ダイビングでの事故。それも死亡事故が発生。海況の問題がロストが根本的な原因につながったのだろうと思われるのでした。

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