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2018年10月11日 (木)

突然の風廻りの季節になりました。

 天候が急変しました。昨夜から天気予報では、天候が荒れると気象予報士が口頭にて説明していました。沖縄本島では午後から雨風が強くなり、落雷もあるとのことでした。何軒かのダイビングサービスのガイドと話しあっていました。それは恩納村ダイビング協会にて警報を発するか悩んでいました。午前中に協会長と話し合いました。

 秋から冬にかけては、突然海況が荒れることがあります。猛烈な荒れ方を経験したことがあります。離島でインストラクター講習を実施していたのですが、リアス式の海岸線の奥にて実施していました。午後から急に前線が通過。大荒れになり、島の反対側に船を廻してもらい、迎えに来てもらった覚えがありました。携帯電話が出始めたばかりだったのですが、地上では通話圏外でしたが、5mくらいの船の甲板上では何とか通話ができた時代でした。

 春先と秋の気象の急変は怖いものがあります。短時間に急変するのでした。沖縄では潮干狩りでリーフの沖合いまで歩いていたが、海況の急変で戻れなくなって波が被る岩場に孤立し、海保のヘリコプターで救助されたなんて話もあるのでした。ダイビング船では、強烈な風が吹き出してアンカーが外れて船が漂流してしまい、ダイバーが船に戻れなくなり、そのまま漂流した事例もあるのでした。

 船の場合は、アンカーリングしたら風の影響を受けます。海底の堅い岩盤や岩場等からブイを出して定点ブイの場合は、あまり風の影響で外れることはないが、海底に船からアンカーを垂らしている場合は、風の方向を考えて投錨することになっています。当然、天候が危うくなる場合は、風が真反対に廻ってしまうのでした。

突然の風廻りで海が荒れる、ウネリが大きくなり船を上下に激しく揺れると共にアンカーにつながっているロープも動きます。またアンカーも真反対に向いてしまうので簡単にアンカーが外れて船は漂流することになるのでした。四年くらい前に恩納村でも実際にあった事案です。たまたま近くのリゾートホテルのマリンスタッフが目撃して救助艇が出動して漂流しているダイバーを助けてくれたことがありました。

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