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2018年11月19日 (月)

路上寝 救命・救護

 相変わらず日中ではなく夜から朝方にかけて大量の雨が降っている。気象状態の中でも生活に影響を与える可能性がありそうな大量の雨や大きな地震等について携帯端末に事前に告知してくれるアプリを入れてあるのでした。起き抜けにチェックしているのでした。

知人が早朝に会社到着したら駐車場に女性が寝ていたとのこと。雨降りの中だ。パトカーの出動要請を行い警察に引き取ってもらったとのことでした。何故に朝方の他人の駐車場、それも雨降りの中、寝ていたのか。警察官が事情聴取したそうだ。沖縄での典型的な路上寝だった。知人の結婚式に行き飲み過ぎたようだ。歩いて帰宅する途中だったようだ。

沖縄では飲酒に絡んでの事故が多い。その中でも路上寝が原因で、文字通り道路に寝て車に引かれる交通事故が多発しているのでした。とくに暑い夏場が多いとされているが実際は年間を通じて路上寝は発生しているのでした。夏場はともかく、これからの季節に路上寝、それも雨の洗礼を受けている中、びしょ濡れになっていると怖いことが起きるのでした。

それは低体温症になるのでした。眠ってしまうと基礎代謝が低下します。おまけに雨でびしょ濡れになった状態で風でも吹かれると水分が蒸発します。その際に体温を奪って行くのでした。基礎代謝が低下している中での体温が奪われると、ますます体温が低下します。通常の体温が36℃だったが、例えば1℃でも体温が低下すると正常な判断が下せなくなるのでした。深部の体温が35℃や34℃にまで低下すると意識朦朧から不明に至るのでした。寝たままなので、身動きすることもできなくなり、やがて死に至るのでした。

山岳事故での低体温症では致命的です。多くの登山者が亡くなっているのでした。もしかして、知人が早朝に出社しなかったら、くだんの女性の生命を、どうなっていたか判らないのでした。救命・救護に役立てた。ご苦労様でした。

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