可視光通信の水中実証実験、大成功でした。
予定した時間に前兼久漁港に関係者が集合して実証実験の準備に入りました。実験船と警戒船の二隻を準備。それぞれの船長さんにも全体打合せに参加してもらいました。水中班は三名にお願いしました。それぞれの水中の役割を実験責任者の方から説明してもらい、それぞれスタンバイした。
今回は、LED光源に内蔵バッテリー用いずに外部から電源を供給することにした。船のバッテリーから電源を確保。船尾側に計測機器をセットして実験に入った。実は、一年前にも、同様の実証実験をしています。今回は大きな成果を得ることが判りました。確実に一年間のそれぞれの研究者の成果が実った瞬間なのでした。
水中での可視光線通信の実験に携わって久しいのでした。もう10年近くのお手伝いをしている。基本的に新しい物を開発する際は、様々な資金が必要となります。それを常に自己資金で賄うことができれば、それに越したことはないのでした。自己資金が潤沢にあるわけではない自分等は、公的資金の融資する公募制度を探すことになります。うまく公募事業に応募できるとなると、膨大な資料作りが始まるのでした。
一社では無理なので、教育機関と研究者、それに受託主体の会社組織の三者での協同作業となるのでした。最初は提出した資料の内容が検討されます。書類審査が通過したら、次にプレゼンテーションとなります。持ち時間は10分程度でまとめるて発表し、公募事業主催者で決めた学識経験者の前で実施します。プレゼンが終わると質疑応答になります。延べで15分から20分の間で対応し、後日の結果発表となるのでした。うまく採用が決まると、直ちに開発計画について再確認があり、事業年度内の達成できる行程に組み替える必要に迫られることもあるのでした。3年毎に繰り返してきました。また4月以降の平成31年度の公募事業を探しているのでした。