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2019年2月18日 (月)

第1回ドクターヘリ安全部会、第24回ドクターヘリ運航調整委員会でした。

 週明けの月曜日。午後から浦添総合病院にて沖縄県ドクターヘリ運航調整委員会とドクターヘリ安全部会が開催された。自分の身分は初代のドクターヘリ導入時の病院長の推薦で最初からオブザーバー参加させてもらっています。沖縄県と消防組織、救急医療機関の関係者が委員を構成しているのでした。陸上自衛隊、警察、海上保安本部がオブザーバーを構成しています。

 今回から運航調整委員会の前にドクターヘリ安全部会が開催することになりました。これは、厚生労働省の医政局地域医療計画課からの要請があったのでした。本日が第1回目の部会でした。平成30年4月1日から平成30年12月31日までに発生した沖縄県のドクターヘリに係わるインシデント・アクシデント情報の開示と安全対応策等を検討しました。

 今回は、ドクターヘリ運航時に重大なインシデント・アクシデントは記録されていなかった。沖縄県に配備されたEC-135なので着陸装置は、スキッドタイプ。タイヤタイプでないので基地での格納庫からヘリパッドまでの移動はタイヤ付きの台車に載せて移動している。この台車が壊れてしまい格納庫に収納することができない事案が発生した。台車の修理は部品を内地から持って来て台車の修理が完成するまで屋外のヘリパッドに駐機したままなのでした。実際には、夜間は格納庫にしまうのですが、露天に置くので夜間のヘリパッドの警備体制の問題も発生したことが報告された。スキッド形式のヘリの弱点なのでした。

 あとは学校近くへのドクターヘリの着陸に伴う注意喚起の問題点、港湾施設内での荷役用のパレットや三角コーンの飛散等の着陸場での問題が発生したとのことだった。着陸時のダウンウォッシュの問題。一般人から直近の場所に着陸態勢で降下してくると人によっては墜落という表現が飛び出して来たのだ。生命の危機を救うために飛び回っているドクターヘリだが、一般人にとっては米軍や自衛隊の騒音撒き散らすヘリコプターと同等に見るのだろう。ドクターヘリ側もきちんと相手に説明し理解を得たとのことでした。もっと広報活動をすべきとの結論だった。そういえば初期にはテレビカメラが取材に入ったことがあるが、もう何年も報道関係者の取材は皆無だった。

 今回の刺戟になった安全部会と運航調整委員会でした。

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