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2019年3月 4日 (月)

水辺および海洋での実証実験での安全対策は

 週明けの月曜日。今週は怒涛のようなスケジュールが立て込んでいるのでした。海洋での実証実験の安全対策を担当します。水中ドローンの制御実験を行います。実証実験については可視光通信の実験によって安全対策の必要性を実験の発注元の国レベルで認識してもらうことができたと思っています。

 自分が関わるまでは実験者が自分等だけで海岸線の砂浜や港湾施設内を勝手に使っていたのでした。水辺で活動する際は、救命胴衣を着ける。いざというときの救命救護資機材の準備。実験の当事者だけでなく実験の安全管理を専門に行う安全管理者の存在が必要を認めてもらうことができました。

 本来、港湾施設内での実験については、港湾施設の管理者に実験計画書を提出して、許可を受けるようにしています。漁港やヨットハーバー等ですが、さすがに船が行き交う場合は、許可が出ないこともあります。他の船の仕事を停めることはできません。実験船一隻だけでは許可は下りません。実験船以外に警戒船の二隻体制で申請します。それ以外に警戒船には安全監視員を二名配置するようにしています。

 これまでは安全対策関係の経費の計上は認められなかったのですが、3年前位から安全対策費として安全対策専門要員、潜水器材、緊急対応の際の救命救護資機材等を計上して認めてもらっています。某大学では、研究者を含めての傷害保険も計上して認められています。傷害保険の金額は一名に付き1000円程度ではあります。救命胴衣については、水辺活動でも必要としています。船に乗る際は、船に備え付けの桜マーク付きの救命胴衣を使っています。

 桜マーク入りの救命胴衣は高額なのでした。乗船する際は、桜マークなしの救命胴衣は賞罰の対象になります。船長さんの責任になるのでした。法律が改正されて桜マーク付きしかダメなのでした。国土交通省の役員さんと交渉しましたが、ダメとの返事。同じ性能に見えるのですが、ダメなのでした。国土交通省の天下り先で担当者の給与になるのだろうと勘ぐっているのでした。  

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