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2023年5月27日 (土)

台風2号の進路 ダイビング前の健康状態の把握は慎重に 

 台風2号の予想進路を確認しました。石垣島近辺で停滞し、その後は沖縄本島を抜ける方向になりそうだ。6月早々に台風の直撃に当たりそうだ。台風の影響が長引きそうな気配となりそうだ。

 ダイビングをスクーバダイビング、スキンダイビング、スノーケリングの三つに分類する。それぞれに参加する場合には、ダイバー自身の健康状態を把握する必要があります。世界的に有名はDANの医療関係者が作成したメディカルチェックリストが公開されています。一般人が書き込むことができる内容になっています。また、付属の資料として医療関係者向けの資料も公開しています。

 スキンダイビングやスノーケリングについては、ダイビングを知らない医療関係者からみると水泳と同じレベルと判断している節があるのでした。リスクが少ないと考えているようだ。現場での指導する立場としては、医学的に禁忌な病歴について明確に判断して欲しいのだ。現場の指導者にリスクを押しつけるのは勘弁して欲しいのでした。

 潜水医学の専門医にも、あれこれ相談しています。最終的には、主治医の診断結果が優先されるとのことだった。主治医の診断結果が近日中に出るとのこと。その診断書が提出されてから大学の保健センターと担当教授が決めるとのこと。自分としては指導者のリスクの負担をかけないように提案しています。

 スノーケリングはスキンダイビングやスクーバダイビングに比べて、誰でも気軽に楽しめるマリンスポーツだと思っている。現実的にはスノーケリング事故が多発している。詳細な死亡事故に至る経過が不明のまま、死亡した原因として溺水という検案書が発行されるのでした。

 溺水に至るまでの時間は、片手の掌で鼻と口を塞ぐ位で呼吸が阻害されると、喉の喉頭蓋が閉じて口腔から肺に至るまでの気管を塞ぐことになります。喉頭蓋けいれんが起きます。この状態は、体内の酸素が無くなるまで喉頭蓋けいれんが続きます。

 喉頭蓋けいれんが続いている時間は極めて短時間です。呼吸ができなくなることで、次に心臓機能が低下し、停止してしまいます。心静止状態となります。このために溺水事故の救助では、水面に引上げた直後に人工呼吸を実施することが推奨されています。

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