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2023年7月14日 (金)

海洋実習での注意点と安全対策

 恒例の藤村女子高の海洋実習が、昨夜無事に修了しました。全員NAUIの初級ダイバーに認定されました。梅雨明け後の沖縄本島での海洋実習ですが、それでも気象海象の情報収集は怠ることができません。

 ちょっとした気圧配置の違いによって海況が微妙に変化します。また、夏場の問題としては気温が上昇、その後積乱雲が沸き上がります。場合によっては落雷の危険性も増すことになります。雷雲が発生した場合、炎天下での活動を中断せざるを得ないことがあります。

 夏場の野外活動での危険性で落雷による事故の可能性があるのでした。何年か前には、実際に糸満のビーチで落雷事故が発生した。幸いに近くにいたビーチスタッフの迅速な救命対応したことで一命を取り留め入院治療後に社会復帰しています。父の仕事仲間の教員の方が、高校の山岳訓練中に落雷事故によって亡くなりました。自分が中学生の頃の話でした。

 現場では自分が気象海象関係のデータ確認を行っています。インターネット経由にて海洋実習実施地域での気象状態、雷警報等の確認を行っています。とくに雷情報として注意報が発令された場合は、指導者にその旨を伝えます。そして雷警報が発令された場合は、屋外での活動を中止して屋内で待機となります。解除されるまで野外での活動は中止です。

 医療用酸素について2セット用意しています。防水ケースに2リットルボンベを2本、酸素供給資機材、ノンリブリーザーマスク、ポケットマスク、酸素チューブ、酸素飽和度計、防護手袋をパッケージ化しています。ファーストエイドキットは、東京からの指導者が持参しています。

 参加学生は未成年者なので、事前に医療用酸素を使用することがある旨の了承を得ています。これは自分の管理下でダイビング活動に参加する際は、潜水活動中に意識不明や体調不良になった際、医療用酸素を使用しての蘇生法を実施することために必要な項目なのでした。

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