天候に恵まれ、海上保安庁職員対象の体験ダイビングが終了しました。
11月16日(木)
昨日までの北風から東風に変わりました。晴天に恵まれて体験ダイビングが無事に終了することができました。ホッとしました。第十一管区海上保安本部の航行安全課職員を対象に実施しました。計画は9月の段階で相談がありました。当初から予定で11月中に実施したいとの希望がありました。
11月ともなると北風が多くなることもあり、ハラハラドキドキ状態が続いていました。1日のスケジュールで実施と決まりました。2日間の研修、対象者は石垣、宮古、那覇、本部、中城、名護の部署から参加するとのこと。
2日間の研修を終了したら、飛行機で帰宅することになるのでした。ダイビング実施後の航空機搭乗については、体験ダイビングで浅いといっても体内の残留窒素を考慮すると研修開始の初日に実施することを提案しました。
自分の担当は、沖縄県内でのダイビングの実際について解説すること。それに研修職員に体験ダイビングを実施することも含まれてました。安全対策上、体験ダイビングについては、インストラクター1名に2名の体験者を引率するという条件がありました。これは沖縄県水上安全条例での体験ダイビングの人数比率が1:2と決まっているのでした。
座学については、沖縄でのダイビングの現状解説、ダイビングの種類の紹介、溺水の発生機序、溺水時の救急蘇生法、恩納村でのダイビングガイドの救急蘇生のトレーニング内容、医療用酸素供給資材の説明、そして体験ダイビングの実施上の注意点を説明しました。
体験ダイビングについては、NAUIの体験ダイビングのリーフレットを用いて説明しました。午後から体験ダイビング担当して頂くインストラクターが合流して、実際の体験ダイビングの実務をボート上にて実施しました。
船上待機の職員の方は海上保安庁の制服、制帽を着用して乗船、体験ダイバーはウエットスーツ姿で出航しました。ポイントには5分位で到着し、定点ブイにボートを係留。グループ毎にスノーケリングするためにエントリーして水中景観を堪能してもらいました。約20分実施、フィンキックも安定して進むことができました。
体験ダイビングは、リアロールエントリーにて入水してもらった。体験ダイビングでは、水深5m位まで潜るので耳抜きを慎重に実施してもらいました。全員が潜降して、グループ毎に水中を移動してもらいました。約30分の海中探訪を楽しんでもらいました。
最後に、ライフジャケットの実演を体験。ウェットスーツを脱いで水着にライフジャケットで飛び込んで浮き方の違いを体験してもらいました。我々インストラクターもライフジャケットの実演見学は初めてだった。
施設に戻って、シャワー、更衣して閉講式を実施。体験ダイビングの修了証を発行、記念の集合写真を撮影した修了となりました。
沖縄本島では、夜半から前線が通過して猛烈な北風が吹き始めました。
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