もう一月が終わります。明日から講習の連続だ
2月1日から7日まで連続して講習が続きます。二つの講習は、ともにインスタラクター関連です。一つは医療用酸素の指導者育成。もう一つはNAUIインスタラクター講習で、誰でも教えることができないジャンルになります。他のインスタラクターに任せることができないのでした。
酸素インストラクター講習は、昨年からの懸案だったのですが、受講されるお店の都合で延期なっていました。1年半越しの講習会開催なのでした。若い経営者の方ですが、お店での安全対策について真剣に考えて体制造り積極的に実施しています。安全対策は自分自ら達成しなければと実践しているのでした。
自らのお店の安全対策造りを考えている経営者は、どれ位いるのだろうか。インストラクター教育の中で安全対策の構築は最優先されるべきと潜水指導団体は提唱してるが、実際は、医療用酸素資器材を整える段階で費用見積を作成して提案するが、即答は僅かです。
現場に、すぐに使える医療用酸素資器材があり、溺水事故対応として有効に活用することができれば蘇生率の向上が期待できるのですが、自分は安全に潜っているから大丈夫だって自負心があるようだ。何の裏付けもない自信が漂っているのでした。
ダイビング事業者向けに医療用酸素のトレーニングを開始して35年が経過しますが、日本の法律上では、医師法及び旧薬事法等の関係で規制がありました。厚生労働省と交渉してダイビング事業者及び水泳関係者、ライフセイバー等が水辺活動で起きる溺水事故や潜水障害に対する応急処置として医療用酸素を活用して蘇生法を実施することは許されることになりました。平成28年5月に厚生労働省が非医療者でも酸素の取扱の教育を受けることで対応することができるようになりました。
さあ頑張ります。