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2025年10月13日 (月)

モズク漁の準備が始まる季節になりました

 台風23号の影響で北西の風が弱まった。恩納村前兼久漁港からダイビング船が出航しています。連休最終日です。当初、この連休は台風23号の影響でダイビングを諦める可能性があるとの予想がありましたが、何とか連日、潜ることができました。

 10月中旬になりました。前兼久漁港では、そろそろモズク栽培の準備が始まります。まず、モズク網を展張する水底の整地と海藻等の取り除き作業を実施します。9月中にはモズク網の清掃と修復作業が続いています。モズク網の枚数は漁師さんによって違いがあります。500枚と1000枚とか、それぞれが使用できる水域の広さによって枚数が違います。

 モズク栽培については、地域によって違いがあります。それは水深です。恩納村はリーフの内側の浅い水深(5m以内)で実施されています。東側の太平洋に面した地域では、深い水深で実施されています。10mを超える深い水域でもモズク栽培が行われています。

 モズク栽培での潜水時間が問題となります。午前3~4時間、午後も同様の時間を水底で作業をしています。潜水時間と水深では、大きな問題として体内に蓄積される窒素の問題があります。自分等が属している潜水指導団体が推奨しているダイブテーブルでは水深6mから潜水限界時間が設定されるようになりました。

 潜水深度と潜水時間ともに限界がありますが、長年の経験でモズク栽培での潜水では減圧症に罹患することはないという妄信があります。それに漁師さんの高齢化が問題となっています。若手の参入が少ないのでした。潜水作業が身体的にはキツいのでした。

 レジャーダイビングとは違って、潜水作業している時間が6~8時間、季節的には10月から年末年始も関係なく翌年の5月位まで季節的には水温が冷たい状態での水中作業が続くので若い人には敬遠されがちになるかもしれないのでした。

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