梅雨の前哨戦だろうか。朝から曇り空に北風の洗礼だった。時折、小雨がパラパラだった。知人のダイビングサービスは、前兼久漁港からの出航を諦めて、北部の崎本部での海洋実習に変更でした。実習内容を考えると海況の安定した海域での実習が望ましいです。
海底の地形図を作成するための実習でした。バディ単位での活動になります。各バディチームごとに潜水して、それぞれの担当水域の目印となる海底の地形。サンゴの塊や海底に置かれたコンクリート塊、リーフの切れ目、底生生物等を水中ノートに記録したり、移動の距離や角度を測定しての記録を残して、宿泊先に戻ってから水中地形図の書き起こし作図します。水中では防水コンパス、メジャー、水中ノート、時計。机上では、定規、コンパス、分度器、鉛筆等が必需品です。あとは消しゴムでした。
水産高校の学生さんの上級コースの海洋実習です。沖縄県ではなく、福岡県からです。高校でのマリン科の学生さん。明日が最終日ですね。金曜日には自宅に戻ることになっています。自分が担当していた時は、水産高校の遠洋航海の実習船で福岡の博多港から那覇港までの航海。帰りも実習船で戻っておりました。今回は、飛行機での移動でした。
高校生のダイビングは一般的には体験ダイビングが一般的です。年々コストカットというか、経費の高騰を避けるために割高感のあるスクーバダイビングでの体験ダイビングが、スノーケリングに切り替わったら、バナナボート等の水面アトラクションになっています。水中に潜って、新たな発見とは行かないですね。完全に遊びになっていますね。
現場がスクーバダイビングの魅力を伝えることができなくて、ただ単にコストの安いマリンメニューを提案したに過ぎないのではと思ってしまう。水産高校の学生さん、あと一日沖縄の海を楽しんでくださいね。頑張ってね。